83.クララのスキル授けの儀式
スキル授けの儀式が近づいてきたので、クララのレベルを調べてみた。
〇名前:クララ・ネイメー、ネイメー伯爵家長女
〇年齢:4歳
〇種族:ヒューマン
〇所属:アムスム王国、ネイメー伯爵領、領都ネイメー
〇職業:貴族
〇状態:平常
〇レベル:3
〇HP生命力:30/30
〇MP魔力量:30,000/30,000
〇SPスタミナ量:30/30
〇筋力:30
〇体力:30
〇敏捷:30
〇知力:50
〇器用度:100
〇スキル: 生活魔法、土魔法(生活魔法、土魔法、空間魔法)
〇装備:なし
*()がある場合は実際の数値は()の中の数値で、ハルト以外は見ることができない。
となった。
「これ、あかんやつだ。こんなの人に見せられない」
ということで、これも隠蔽でごまかすことにした。レンを呼んで
「魔力量がとんでもないことになっているので隠蔽をかける」
「どれくらい」
「30,000」
「わかった」
ということで、魔力量は
〇MP魔力量:200/200(30,000/30,000)
にした。
「なあ、レン。これだけ魔力があれば空間魔法も十分使えると思うけど、どうする。ただ人前で転移なんか使われたら、ごまかせないし」
「スキル授けの儀式が済んでからにしたら」
ということで、空間魔法の練習はスキル授けの儀式が済んでからにすることになった。
クララのスキル授けの儀式の当日、なぜか、シャタイン侯爵家の当主クリストフ様とハディー様と弟のマテアス様が来られた。
「婚約者のスキル授けの儀式ですから来て当然」
とのこと。
なお、ハディー様の婚姻は疫病で1年延期になって今年の秋とのこと。
領都ネイメーの教会で
「クララ様のスキルは生活魔法と土魔法です」
と神父様より告げられた。
伯爵邸に戻ってきて、シャタイン侯爵家の面々と一緒に昼食をとることになった。
ハディー様が
「さすが、ハルトの子供ね。スキルが2つもある。ねー、クララちゃん。これから魔法の練習頑張ってね」
「私、魔法の練習始めているよ。お父さんが生活魔法と土魔法を教えてくれている」
俺は「まずい」と思った。
「え、ハルトどうしてクララちゃんが生活魔法と土魔法を使えるってわかったの」
「何となくだよ。教えてみてできなければ、しかたないと思ったのだよ。俺のスキルは生活魔法だし。レンは土魔法だから。それで」
「えー。ハルトのスキル、生活魔法だったの」
「そうだよ。正確には生活魔法と器用貧乏」
「それであんな大魔法が使えるの。不思議ね」
「俺もよくわからん。出来るのは出来る」
「それで、クララちゃん。魔法はどれくらいできるの」
「クララ、先週、陶磁器作ったの」
「えー。陶磁器。うちの侯爵家でも、陶磁器出来る魔法士いないのに」
「見せてあげる」
と言ってクララは走って行った。
取ってきた陶磁器を見てシャタイン侯爵家の面々は驚いている。かわいい猫の図柄の陶磁器であった。シャタイン侯爵家の一行はほくほく顔で帰っていった。




