表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
243/282

242.東方の調査(魔獣の襲撃)

 ほろ酔い気分で俺とレンは魔道馬車に戻って寝た。夜半に急に起こされた。

「ハルト様起きてください。魔獣が襲っていています」

「魔獣ぐらい、魔道馬車の中にいれば安全だろう」

「馬がやれると、我々は次の日動けません。それに荷馬車には荷も積んでありますし」


 そうだった。いつもは魔道馬車で移動しているので、魔獣ぐらい気にしていなかったが、今は馬で移動しているのだ。


 服を着替えて急いで魔道馬車の上に出ると、すでに周りでは護衛達が襲ってくる狼たちと戦っていた。すぐにレンも魔道馬車の上に出てきたので

「どうする」

「そうですね、魔獣がまとまっていれば私の爆裂魔法で消し炭なのですが、こう散らばっているとそれもできませんし、1匹ずつ倒していくしかないですね」

「そうみたいだな」


 ということで、俺とレンも槍と剣を持って、魔獣との混戦に参加した。襲ってきた魔獣は狼のようであるが、狼といっても大きさが普通の狼より一回り大きく動きも早い。狼の変異種のようである。しかし俺とレンの敵ではない。 襲ってくる狼を槍で突き、剣で切り裂き、しばらくすると狼は大方倒すことが出来た。


すると

「ウオーン」

狼の遠吠えがする。


「レン、狼の遠吠えだ。たぶんあれがボスだ。あれを倒すぞ」

「わかりました、旦那様」

「レン俺に捕まれ、あそこに転移する」

「はい旦那様」

そう言ってレンは俺に抱き着いてきた。


 俺とレンはすぐに、ボス狼の所に転移した。


 一瞬で俺たちが現れたので、ボス狼は驚いたようで遠吠えをするのをやめた。


 遠くでよくわからなかったが、近くで見るとこの狼、大きい。俺たちの何倍もある。


 俺たちが少しづつ近寄っていくと、さすがボス、俺たちの強さが分かるようで、襲ってこない。襲ってくれば剣で真っ二つなのだが。睨み合いが続く。


 俺はじりじりと狼に近寄っていった。一瞬狼が逃げるようなそぶりを見せたので、俺は一気に近づいた。すると狼は身を翻して襲ってきた。


 すると、その狼が爆散した。俺はとっさに結界を張った。しかし、結界を張るのが少し遅れて少しだが俺の体に狼の血潮がかかった。

「気持ち悪い、レン爆裂魔法を使うなら、あらかじめ言ってくれ」

「すいません急に狼が旦那様に襲い掛かったので、とっさに爆裂魔法を行使しました」

「わかった。もういいよ。戻ろうか」


そう言って、レンの体をつかんで馬車のところへ転移で戻った。レンの体をつかんだのは俺の体に狼の血のりが付いたちょっとした腹いせである。

「旦那様ひどい、私の体をつかまなくても、私の服にも狼の血のりが付いたじゃない」

馬車のところに戻るといつものレンに戻っていた。


 馬車のところに戻ると、襲ってきた狼はすべて倒された後だった。残りの狼は逃げたようである。


 我方の損害は、護衛は無傷だったようだが、馬が3頭ほど死んだようである。怪我をした馬は治癒魔法で治した。


 今後のことを協議したが、やはり馬は必要ということで、朝になったら、俺が東の市まで転移して族長に話をして、馬を3頭融通してもらうことになった。


 狼の臭いが気持ち悪いので、体にクリーンをかけたが、なんか臭いが取れないような気がした。それで、昨日の風呂に入り直した。


 風呂から戻るとレンは寝ていた。レンの場合狼の血のりが付いたのは服だけだったようだ。ちょっとカチンときたが、いつもの俺の行動と照らし合わせると、お相子だと思って、俺もまた寝た。


 朝ゆっくり起きて、東の市まで転移して、族長に言って、馬を3頭融通してもらって、また馬車のところへ転移で戻ってきた。こういう時転移魔法は便利である。いつでも戻れるし、必要なものがあれば取に行ける。


 そして、また、いつもように、暇な、そしてお尻の痛い旅に戻った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ