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221.ランド王国の参戦

 我軍はブルドボス市を再占領したわけであるが、ここで、悪い知らせが飛び込んできた。今回のポルイスト王国との戦争にランド王国が参戦したというのだ。そして、レストタラゴ市に援軍を上陸させたというのである。その数約3万人。今回の戦争にランド王国は中立を守ると思っていただけに、俺としてはちょっとした誤算である。幸いポルイスト王国軍は現在先日のバルデフロイス山中の戦いで主力がほぼ壊滅しており、後は王都周辺の守備兵を残すのみとなっている。こちらは脅威ではないのだが、ランド王国の援軍は厄介である。そのまま東部貴族の領軍を糾合すれば敵軍の総数は倍には膨らむだろう。


 ランド王国軍がどちらに向かうかであるが、北の俺の領地バルマトル市へ向かうか。それともそのままポルイスト王国の東部貴族を糾合すべくカウトサラゴ市に向かうかであるが、どちらにしても、我軍の取れる選択としては、このブルボス市から南へ向かい王都を占領するという案はなくなった。そんなことをしていて、もし、ランド王国軍がそのまま西へ向かって、もし俺の領地であるパンプアイロス市を攻略でもされたら、我軍はポルイスト王国内で孤立する。


 そこで、ブルドボス市については駐留軍3000人を残して、シグローニョ市に取って返した。そして、すぐにその西のブラオカラオ市に向けて魔道馬車2800台乗員15000人(マエズラ族5000人、リチ族7000人、サウスブニューデン侯爵領3000人)で、軍を進めた。東の族の軽騎兵は置いてきた。待っていられない。東の族の族長には部隊が揃ったら、後からついて来いと言って出てきた。


そして、そのまま、夕刻にはブラオカラオ市に到着した。そして、すぐに市の城門に向けて砲撃を来ない。城門を破壊した。


我軍が急に現れて、一斉砲撃を行ったので、市は大混乱に落ちいった。たぶん我軍は西方に向けて進軍しており、こちらに向かってくるとは思っていなかったようで、市の城門が閉まる前に城門を破壊することが出来た。


そして、犠牲覚悟で、市内に突入した。途中から魔法攻撃もいくらかあったが、そのまま、進んで、領主館を包囲すると、そのまま館の中に突入した。そして領主一族を拘束した。こんな時マエズラ族は強い。特に白兵戦は大の得意である。


 次の日の朝には東の族の軽騎兵が到着した。どうも夜通し馬を走らせたようである。我軍の損害は、魔道馬車が100台ほど破壊されたが、乗員の死者はいなかった。壊れた魔道馬車については俺の収納空間ボックス内の予備の魔道馬車と交換した。白兵戦を行ったマエズラ族に数人の死者が出た。さすが、領主館、護衛も腕が立つ者を揃えていたようである。


 ここにも駐留軍3000人を残して、次の日には東のアルファオリテ市を目指した。今度は東の族も一緒である。アルファオリテ市はこの地方の中心都市で、かつてここに小さな王国があった時にはここに王宮が置かれていた。市内には今のその当時の面影を残すたたずまいの古い建物が多くあるそうである。また、教会もあるそうである、まあ、この国なら教会はどこにでもあるか、教会についてはよく知らん。


昼前には、アルファオリテ市を包囲し、今度はちゃんと降伏を迫った。昨日のブラオカラオ市での手荒いやり方が聞こえていたようで、夕方までには降伏した。ここの駐留兵はどうしようか迷ったが、魔道馬車の乗員はマエズラ族5000人、リチ族7000人しかいない。仕方がないので、東の族の軽騎兵から3000人をあてることにした。


 そして次の日にはカウトサラゴ市に向けて進軍した。魔道馬車2800台(マエズラ族5000人、リチ族7000人)、軽騎兵12000人(東の族)、総数24000人である。


しかし、途中で、ランド王国の軍がカウトサラゴ市に入ったという知らせを受けた。ううん。やっぱり間に合わなかったか。仕方がない、ここからは長期戦である。とりあえず行けるとこまで行って、そこで考えることにした。

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