124.領都サウスナンテンブルグの伯爵邸の居酒屋建設
王国歴334年11月、ハルト25歳。他の貴族家への応援はレンが行っているので、俺は念願の居酒屋を俺が住む領都サウスナンテンブルグの伯爵邸に作ることにした。ネイメー伯爵家の伯爵邸にあったような居酒屋は俺の夢である奴隷ハーレム計画の重要なファクターである。
ここサウスナンテンブルグの伯爵邸はネイメー伯爵家の伯爵邸より大きく働く人も多いので規模は領都ネイメーで作った居酒屋の3倍くらいの物を作った。前回作ったものと同様な物を規模を大きくするだけで作るので簡単だった。
それからここで演奏してもらうバンドだが、伯爵邸で働く者や領軍の中から希望者を募り、ネイメー伯爵家バンドを呼び寄せて、彼らに選考してもらった。サウスブニューデン伯爵家はネイメー伯爵家よりもずっと大きいのでバンドは3組選考してもらった。ついでにネイメー伯爵家でももう1組バンドを選考するよう言っておいた。
ここで働くメイドだが、やっぱり俺の希望は通らず、選考はレン、アンナ、リズ、それに今回はエバも加わって行われた。幸い奴隷商はここ領都サウスナンテンブルグにもあったので、俺も付いて行くことが出来た。
俺が美人で〇〇の大きい娘と言ったのだが、それは無視されて、今回も農家の娘、ガリガリ、色黒、何となく容姿がレンに似ていると、さみしい結果となった。しかし、20人ほどの奴隷を買ったので、彼女たちの将来に期待することにした。所属はチョウチョ商会でおさわり厳禁となった。
そして、ネイメー伯爵領でも行った、月2回2時間の有給休暇とそれとは別に年20日の有給休暇についても許可した。
そしたら、居酒屋をここサウスナンテンブルグ市だけでなく、ブレルサンマルロ軍港やレン市などにも作ってほしいという要望が上がってきた。そこで、この2か所にも居酒屋を作った。その2か所は俺は使う気がないので、メイドについてはリタに任せた。それでもやはり気になるので奴隷を買うときには奴隷商のところに付いて行ったが、レンを気にしてかやっぱり俺の希望は通らなかった。
俺は今伯爵邸の居酒屋にいる。ここは広いので、すごく開放感がある。気が大きくなる。レンは今他の貴族の応援に行っていない。「鬼の居ぬ間に洗濯」である。
隣にリタとエバをはべらせ体を寄せる。これぞ奴隷ハーレム計画である。とにかくここで俺の計画の遂行に協力を取り付けなければならない。
「なあリタ、俺はお前の恩人だよな。やけどの跡も消してあげたし、奴隷契約もなかったことにしてあげたし」
「はいハルト様は私の恩人です」
「だったらこれから俺の計画に協力するよな」
「奴隷ハーレム計画ですか」
「そうだ、俺の夢だ」
「でもやっぱりレン様も怖いし。「爆裂のブヒ」と言われて敵軍だけでなく領軍にも怖がられていると聞いています。レン様の了解を取ってもらわないと」
「レンが了解すれば、お前たちは了解でいいのだな」
「一応」
「よっしゃ。今日は可愛がってあげるぞ」
こうして俺は至福のひと時を過ごしたのであった。
この時の酒はうまかった。俺は日記などつけていないが、つけていれば、
「そう書いておこう」
そう思った。
次はアンナである。庶子とはいえ貴族となるとハードルが高い。しかし、この牙城を切り落とさなければ次に進めない。
アンナを居酒屋に誘い、この日のために作ったカクテルを披露した。いろいろな果物とワインをブレンドしてみて味を比べてみた。ここフラ王国では高級なワインが安く手に入る。当然ワインも最高級品である。そして冷たい方がおいしいかなと思って氷も用意した。またきつい酒の方がいいのかなと思って蒸留酒も作ってみた。
その結果アンナはモモの果汁に蒸留酒と氷のカクテルが気にったようだ。これを飲ませて、機嫌がよくなったところで俺の奴隷ハーレム計画への了承を取り付けることに成功した。
後はレンだけである。そう思っていたのだが、レンが帰ってきて、リタやエバそれにアンナと居酒屋でいちゃついていたのがばれた。当然レンは荒れた。
「私のいない間に他の妻といちゃつくなんて」
と言われたので
「それじゃ、俺が他家の救援に行ってもいいか」
と聞くと
「それは絶対ダメ」
と言うレンであった。
「今はその時でない。時機を見て」そう思うハルトであった。
そんな中、他家の救援から帰ってきたレンが上機嫌で、
「助けた子爵家から『娘を長男の嫁に欲しい』と言われたのだけれど」
と言って飛び込んできた。
「五女レノアはネイメー男爵家を継がせるのではなかったのか」
と聞くと
「ネイメー男爵家はまた子供を産むからその子に継がせる」
ということで、五女レノアの婚約が決まった。
そしてレンの出産枠も1人増えたのであった。




