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信長様と行く戦国時代  作者: 焼ミートスパ
第4章 織田大和守家消滅編
66/84

61 熊、頭を抱える、そして行動する

「我らは斯波家に仕える者、他家の者は口出ししないで頂きたい」


キッパリ言われた


・・・食事の質が悪いので苦情を言いに行っただけなのに




やあ熊だよ


今、信長様に言われて清州城にお手伝いをしているよ


そうしたら出された食事が食べられるギリギリのレベルまで落とされいたんだよ


これが本当の『はじめてのお使い』だね




そんなことがあるかい!!!






まあ織田家が主君である斯波家を蔑にしたというのは仕方がないとしよう


いや仕方がなくはないんだけどさ





大体、織田家って尾張の大名じゃないんかい!と苦情を言いたい


主に500年後の教科書当たりに





斯波家なんて小中高の教科書に出てきたことがないじゃん?


おまえに熊(おれ)はタダの農民


織田家の責任を背負う必要なんて全然ナッシング!




ユー、ツゥゲザーしようぜ、じゃないだろう


大声で文句を言いたい




まあ所詮は清州城の台所で働く小者


織田家に文句を言えないから自分よりも身分が低い農民の熊(おれ)に言ってくる訳だ


いや言うんじゃなくって料理で嫌がらせをしてきた




全然味がしない味噌汁


粟や稗が99.89%のゴハン


臭いがする沢庵


・・・怒っていいよな?




と言う訳で『突撃!晩御飯!』となった訳だ




熊(おれ)一人で文句を言いに行ったのが良かったのか悪かったのかしっかり見下された




ふっ、計画通りだ


思わず嗤ってしまった


売られた喧嘩は倍返しだからな





もちろん一番偉い奴に木刀を叩き込んだ


人間、殴る刺す切るをすれば死ぬんだよ





まあ今回は手加減して死なないようにしたんだけどな


だって最初っからクライマックスにしちゃダメだろ


きちんと前菜からメインまで食べるのが熊(オレ)流





手加減したのも知らずに


「「「なにおっ!」」」


と台所にいる奴らがすりこぎや包丁を持って殴りかかってきた





・・・チョロ過ぎて嗤える






もちろん返り討ちしたぞ


気分はどこかの実写版の人切りだ


・・・再現しようと人知れず練習していたからな





いやね人間やればできるもんなんだよ


映画を見た時、絶対に無理だと思った


でも実際に練習したら出来ました


・・・そのうち百人拳とか出来そうな自分が怖すぎる






「オレは織田の殿さまに言われて清州城(ここ)に来ている


そのオレに刃を向けるというのは斯波家が織田に向かって宣戦布告をしたと言うことでよいか!」


床に倒れている奴らに向かって大声で言った





もちろん台所にいる奴らに、ではなく外にいる奴に知らせるためだ


こういうのは先に言った者勝ちだからな





台所の床に転がっている奴らの顔色が変わった


そりゃそうだ


ココまで大事になるとは思ってもみなかったからな





所詮はどこかの幼稚園児のように3秒後くらいまでしか想像できないおバカな奴らということだ





「よしこの勢いで斯波家を潰そう」


そう呟きながら台所を出てみた





たぶん台所に転がっている奴らはオレの捨て台詞を聞いて顔色が変わっていることだろう


いやオレの言葉に心底震えあがっているかも?





台所で働いている者は所詮小者


斯波家からしたら塵芥


今回の一件が大事になったらあっさり切り捨てられることだろう




いや食事で嫌がらせなどというチンケなことの責任を斯波家がとるはずがない


ろくでもない未来を想像してせいぜい震えあがるがよい!

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