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信長様と行く戦国時代  作者: 焼ミートスパ
第3章 鳴海城主山口教継騒乱戦
50/84

45 山口教継?誰それ?by熊

「ところでこいつ誰?」


そう言ったら信長様から怒られた


「この大うつけ!」


尾張の国一番のうつけから大うつけと言われた





うつけっていうやつの方がうつけなんだぞ!


と言いたい


いや言わないけどさ






なんで熊(おれ)が信長様に怒られているかというと鳴海城の山口教継が裏切ったからだ


もう信長(おまえ)の事なんてきいてやらないよ(意訳)


と言ってきたらしい





・・・わざわざ言いに来るとはバカなのか?!、と言いたい


黙っていて信長様を後ろからバッサリすれば良いんじゃね?


そう思っている熊(おれ)の心は汚れているらしい





裏切るなら正々堂々


それが戦国時代のジャスティス


・・・戦術が時代と共に変わっていくからと言って変わり過ぎだと言いたい





まあろくに学ぶ機会がない戦国時代だから仕方がない、でいいのかね?


権威だとか声がデカイとか力が強いということで物事(せいぎ)が決まる?


・・・現代人には判らない感覚だよな





まあ熊(おれ)の困惑はさておくとしよう


考えてもダメなことは考えない方がいいんだよ





そんな訳で山口さん家の教継くんが少し変になって挙兵しちゃった訳だ


正々堂々真正面から裏切って差し上げましょう


などと言ってくれちゃったから農民はさあ大変


各村から20人差し出せ


信長様から通達があった





この時代戦争は農民が駆り出されるんだよ




武士はいいよな


後ろで高みの見物


真っ先に命を落とすのは農民、という訳だ




・・・なんか腹立ってきた


敵は殺して殺して殺しまくってやろう






おまけに山口(くそやろう)が城主を務める鳴海城は信長様のいる那古野城から南に車で1時間くらいの距離だ


つまり歩きだと約半日


朝に集められたと思ったらテクテク歩かされた


・・・さらに怨みが募ったな


楽に死ねると思うなよ!





と思っていたらあっさり勝っちゃいました




まあ仕方がない


大半が農民なんだ


こっちに信長様がいると判るとあっという間に逃げ散った



・・・どんだけ恐れられているんだ




後に残ったのは山口さんちのパパと息子


あと愉快な仲間達?


捕まえて信長様の前に引き出されましたとさ





貧相なジジイとオドオドした息子


あといかにも頭が悪そうな人間が多数





「こいつだれ?」


思わず口に出した熊(おれ)は悪くない(はずだ)




だって高価そうな鎧を付けているけど威厳とか全然ないんだ


どこかの中小企業の作業着を来たおっさんのコスプレ


そんな感じだったんだよ





でも信長様に怒られた


オレの常識はお前の常識というジャイアニズム全開は勘弁して欲しいものである







まあ熊(おれ)の小ボケはさておいて、山口の処遇を相談することになった訳だ




裁判官は信長様


被告人は山口某


検事と弁護人は信長様の家臣団


いわゆる青空裁判ってやつだな





顔見知りの家臣は山口の助命を叫び


仲が悪い家臣は成敗しろと叫ぶ


まさにカオスだった


・・・思わず石器時代にタイムスリップしたかと思ったな






ここで山口某が保身に走った





「騙されたんだ!」


といきなり叫び出したから大変だ





今回の裏切りは駿河(現静岡県)の今川氏に命じられたらしい




おいお前、信長様の家臣だろう!とつっこんだのは熊(オレ)だけだった


・・・どうやら戦国時代では主君を裏切るのが普通らしい






そりゃ信長様が効率廚になるのも当然だな


長年仕えていても関係なく裏切るんだ


どうせ裏切られるなら猿とか光秀とか優秀な者を使った方がお得という訳だ





・・・尾張(なごや)の人間はお得という言葉にめっぽう弱かった(笑)

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