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信長様と行く戦国時代  作者: 焼ミートスパ
第3章 鳴海城主山口教継騒乱戦
51/84

46 信長様困る

「一度裏切ったんだからまた裏切るに決まっている」


熊がそう主張してこちらの話を聞かない




・・・信長(おれ)って主君なんだよな


熊と付き合っていると時々思ってしまう





事の起こりは鳴海城主の山口教継が謀反を起こしたことだった


どうやら駿河の今川に唆されたらしい





まあなんとか無事に勝つことができた


損害が少ないのと家臣の大半が山口と顔見知りのこともあり助命ということになりそうだった


許さないけど今後の働きで返してくれればいいよ、というやうだ





そんな感じでまとまりかけていたら熊から横やりが入った


「殺しましょう」


・・・熊(しんゆう)が好戦すぎて怖すぎる






あまりのことに家臣共々固まっていると


「こんなのは一度許すと調子にのってまた裏切るんだよ」


と言いながら木刀の先で山口の足をグリグリ削っていた





「ぎゃあ~~っ!痛い!痛いっ!」


あまりの痛さに山口が絶叫した



縄でグルグル巻きになっていて逃げられないので地面を転げまわっていた




・・・木刀を突きたてる熊を誰かどうにかしてくれと言いたい


たぶん一番付き合いの長い信長(オレ)が言うべきだろう


でも何故だか言いたくないな


心の中では熊が言っていることが正しいと思っているからだろう






「隣の中国、いや今なら明かな?


『殺一警百』という言葉がある


一人を見せしめに殺すってやつだ」





ここで殺せばそう簡単に謀反を起こす奴は出てこないから殺っておこう


そう言いたいらしい




問題の大半は殴ればなんとかなる


熊の口癖だ




実際になんとかなっているから厄介だ


最近のことなら弟の信勝が犠牲者だな


信長(えらいひと)の弟なのに躊躇なく撲殺した





だから今回も殴(ころし)りましょう、ということらしい


・・・誰か熊を止めてくれ

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