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信長様と行く戦国時代  作者: 焼ミートスパ
第二章 所得倍増計画編
34/84

29 尾張の中心で「大うつけ!」と叫んだ信長

「『しいの木』ってどこにあるの?」


と熊に聞かれた信長は思わず叫んだ


「この大うつけ!」




・・・この場合信長様が正しかった




椎の実といえば立派な食糧だ


生でも食べられるが軽く火であぶって食べると更に美味しく食べられる


それが一般的な庶民の場合の食べ方である




・・・ちなみにセレブである信長クラスだと加工して団子にする






そんな誰でも知っていることを聞かれたのだ


知らない熊に呆れはてて怒鳴ったのも仕方がないと言える





だが熊にも言い分があった


「ウチの村では『ゲンジイ』だ」




そもそも無教養な村人に正式な名前を求める方が無茶だと言えるのである


村内で通用すれば何でも良い訳なのである





ちなみになぜ『ゲンジイ(源爺)』なのかは誰も知らない


知りたければタイムマシンで過去に向かうしかないのである





話を元に戻す



信長からの無茶振りに対して確実に答えてきた熊は信頼を勝ち取っていた


そこで今回も信長は無茶振りをした


「富国強兵のため千歯こきの次なるものを考えよ」


・・・本当に無茶振りであった




だが信長は期待していた


さあこの『大うつけ』はどう出るか?


ワクワクしながら返事を待っていた




「石鹸かな?


それとも


やっぱ、しいたけにしよう」


アッサリ決まっていた





そう言った後


「あれ?


椎の木がいるんだっけ?


そう言えば椎の木ってどこにあるんだっけ?」


と熊が定番のボケをかましていた




わりと真剣に富国強兵のための策を聞いていた所にこの小ボケ


信長が怒るのも無理なかった





だから信長はもう通産では何度目か判らない言葉を今日も言った


「大うつけ!」









・・・尾張の国は今日も平和だった

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