逆襲
生徒会長ってなんかそうだけど弱いイメージあるよな
僕は廊下を歩いていると、
背後から
「生徒会長が緊急事態だと
俺を呼んだと思えば、
ただの雑魚が強いと
思い込んで暴れてるだけか」
僕が振り返る暇なく、
理事長の拘束魔法で僕が
壁に押さえ付けられ、
首を締め付けられた。
僕は不敵な笑みを浮かべ爆笑した。
理事長は「は?何笑ってんだ?」
とさらに魔法を強め、
首の締め付けが強くなる。
僕はこの魔法は空間の一つと定義して、その魔法を泡のように消した。
理事長は完全に唖然とし、
それと同時に僕を恐怖の対象へと
捉えたのだろう。
理事長の魔法には明らかに
殺意が籠っていた。
斬撃のような風が僕に掠る、
僕の顔や体に無数の傷ができた。
僕は傷から鮮血が滴り落ち、
床には鮮やかな朱色が広がる。
だが痛みはあまり感じなかった。
おそらく今は過去最高に心地よく、
この状況を楽しんでいるのだから、
僕は空を泳ぐ。
その泳ぎ方すら定義を変える。
僕の周りの空間だけを水の性質にし、
そこに生まれる
「推進力」
「浮力」
は僕のスピードを、
光速まで加速させていた。
一瞬で理事長に近づき、
魔法を放つ前に僕の拳を振り下ろす。
轟音と共に理事長を吹っ飛ばした。
壁をぶち壊し、
そのまま倒れた理事長は
白目を剥いていた。
あぁ僕の強敵になるはずだったやつは
僕の拳ひとつで満身創痍に
なってしまった。
僕が立ち上がった時、
横から麻酔銃を打たれ、
僕は意識が途切れた。
僕が目を覚ますと、
そこは石レンガの部屋に一つのガラス。
そのガラス越しにいたのは、
喜代姉だった。
喜代姉、なんでそこにいるんだよ




