覚醒
まぁここから始まる物語は結構ダークなんで気長に読んでってー
僕は摩耶に能力を使う。
摩耶は空間が水のような質感になり、
水の幕に包まれたかと思った瞬間、
水に潜ったようにそこには無くなった。
僕は、
虚無感に押し潰されそうな感じだが、
それと同時にこの力を使いこなせたと
言う優越感に浸っていた。
僕は摩耶の体を空間から消した。
その時だった、
僕の心臓が一瞬海に波打たれたような、いつもと違う感覚がした。
僕は本能で今の状況で、
「能力の代償」だとわかった。
(あぁもう、戻れないんだ)
僕は涙を拭い、立ち上がる。
もう決めた。
僕はこの学校、
いやこの世界全てを、
ひっくり返したくなった…
ひっくり返さないといけないのだ。
僕の周りに、
霧のようなものが出てくる。
僕は驚く暇などない…
ただあの大人のような力の
使い方をするだけだから。
そのまま霧の中に僕は姿を消して、
いじめっ子の方に行く。
いじめっ子の方にある波紋を辿れば、
容易なことだ。
僕はいじめっ子の目の前に
霧を錯乱させ現れる。
いじめっ子は
「な、なんだお前!何しに来た!」
完全に慌てていた。
僕はいじめっ子の顔の周りの空気だけ、水の性質、空気のない空間にした。
いじめっ子は急に息ができなくなって
床に這いつくばっていた。
僕はこの状況で思わず笑っていた。
だってあんなに強がってたやつが
僕の前で死にそうになってるのだから、
いじめっ子は泡を吹いて
動かなくなっていた。
僕はいじめっ子の空間を
水のような質感にして、
水に潜らせ、姿を消した。
そんな姿を見ていた生徒会長、
奏多は唖然としていた。
僕は振り向くと奏多の顔は
何をされるかわからないと
言う顔をしていて、
僕に対して圧倒的恐怖を抱いていた。
「いやだ…来ないで!」
僕を拒絶していた。
僕は腰の抜けた奏多の前に行き
「なんで来ちゃダメなの?」
と問いかける。
奏多は消えそうな声で、
「あ、いや…」
と完全に言葉に詰まっていた。
僕はニカっと笑い
「君には何もしないよ」
と言い、その場を後にする。
窓に映る僕は、
あの大人のような冷徹な瞳だったが、
あの大人と違って、
どこか全能感に浸った、
快楽に満ちた顔をしていた。
あぁ、今、楽しいな、
行きてる中で一番、心地良い…。
闇堕ちっていいよな
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