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大切な君へ
人は限界を超えると、悲しさは後からくるもの、
〜大切な君へ〜
「なんでお前、帰ってきてんだよっ!」
声を荒げる紗夜は続けて話す
「せっかくここまで私を信頼し、守ろうとしたお前を精神世界に閉じ込める計画が台無しだ!お前が、魔法も何も使えないお前が…私の精神支配能力が解けるわけがないんだよ!いけ!喜代!あいつを殺せ…」
「もういい。」
僕は怒りが込み上げてきそうだったが、それを押し殺し、紗夜の首を切り落とす。
「これ以上…僕の中の『紗夜』を汚すな」
その一言を口にして、
紗夜の死体を空間から消す。
そして、喜代姉の方を向く。
「なぁ喜代姉、僕ってさ、強いかな?」
僕の頭の中にある。2人の『紗夜』。
わかってる。
僕の知ってる紗夜は、本物の紗夜じゃないってことを、
でもさ、少しは、神の存在があってもいいと思うよ。
僕は、膝から崩れ落ち、
ここでの紗夜との生活、
4年間の偽りは、僕の中で、嫌なほどわかってしまう。
人の瞳から出ないだろと思う涙が、
煽れないほど出てくる。
喜代は動かない、まるで、やるべきことを終わらしたみたいに。
「動いてよ、喜代姉」
僕は書いてる途中で泣いたヨォ




