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無能の雑魚はいじめの対象?〜魔法の世界に1人の少年〜  作者: その石
無能の雑魚はいじめの対象? 〜魔法の世界に一人の少年〜
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14/21

無くした記憶は嫌なこと

記憶ってさ、思い出したくなくても時々強制的に思い出してしまうよな、

「あぁ、そうでしたね、『あの子』との記憶は消えてるんでしたね、すいません」


その男はさらに口にする。

「『あの子』はスパイで1人の少女、あなたの家に行き情報を聞き出すための言わばGPSと言うのが政府の中で使われてたらしいですよ」


僕は頭の中でふと、「少女」の顔を思い出す。

その少女の顔はどこか儚げで、嫌なほど申し訳ない顔をしていた。


僕はわからなくなっていた。

何が本当なのかも…。


この男は息をする暇なく、言葉を告げる。

「君はわからなくなってるから一つアドバイスだ、君に告げた『能力』は本物なのか、『あの子』は本当に魔法が使えないのか…いつから錯覚してきた?」


僕は頭が回りそうなほどわからなくなっていた。


でもその男は声を2トーン下げて言う

「信じるか信じるかは沙優、君次第だ。もし僕が、沙優と生まれる存在だった兄、僕が生まれる前に亡くなった兄だったら、沙優は信じるかな?」


僕にそう告げた瞬間、

僕の目の前が真っ暗にフェードアウトした。


すると、さっきまで知らなかった、紗夜が喜代姉に首を絞められている光景が目の前に現れた。


すると紗夜は

「な、なんでっ…おま…お前、なんで帰ってきてんだよっ!」


おま、紗夜ーーー!!

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