10/21
私の親は
ハンカチ用意しとけよー
窓から入ってくる光が、
紗夜の表情がどこか
大人びているように見える。
そして紗夜が話し始める。
「私には親がいません。
親族も、兄弟も…」
この一言で一同は静まり返った。
だけど紗夜が言葉を並べる。
「だけど、それと同じ、
いや、それ以上に私を
愛してくれる人がいます。
その人は、
私にカレーを作ってくれたり、
いろいろなことをしてくれました。
いくら血のつながりがなくても、
私はその人を親以上の
存在だと思います。」
この言葉で周りの親は啜りながらも
泣いていた。
僕も、紗夜からここまで
思われてたなんて、
と久しぶりに泣いた気がした。
紗夜は誇らしげにしていた。
「ありがとう」
泣いていいんだぜ?(^ω^)




