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第11話|いつもの場所

――狐視点


朝から、何かがおかしかった。


別に。


大したことじゃない。


仕事場へ来て。


人力車を出して。


客を乗せて。


走る。


いつもと同じだ。


ただ。


「…………」


休憩所の前を通ったとき。


狐は一度、足を止めた。


誰もいない長椅子。


その端を見る。


「……何見てんだ、俺」


すぐに歩き出した。


今日は狸がいない。


朝から別の用事があるらしく、仕事場へは来ていなかった。


昨日聞いた。


夕方には戻るとも言っていた。


だから。


何もおかしくない。


ただ一人いないだけだ。


「静かでいいじゃねえか」


誰に言うでもなく呟く。


いつもなら。


顔を合わせれば何か言われる。


狐。


また怒ってんのか。


今日は機嫌悪いな。


脚使うか。


そんな声がない。


せいせいする。


――はずだった。


     *


昼前。


妙な客を乗せた。


景色を見るより狐へ話しかける方が好きらしく、走っている間ずっと喋っていた。


どこの飯が美味い。


あの店の主人は昔こうだった。


昨日は宿でこんなことがあった。


降りるころには、狐の方がぐったりしていた。


「兄ちゃん、ありがとな!」


「……どうも」


客を見送る。


「よく喋る奴だったな……」


思わず笑いそうになる。


そして。


頭の中に言葉が浮かんだ。


――あとで狸に言ってやろ。


あいつならきっと、


『お前も似たようなもんだろ』


とか言う。


それで。


狐が怒る。


そこまで想像して。


「…………」


足が止まった。


狸はいない。


「あいつ今日いねえんだった」


別に。


明日話せばいい。


それだけだ。


なのに。


面白かったはずの出来事が、急に半分くらいになったような気がした。


「……何だよ」


狐は人力車の持ち手を掴み直した。


     *


昼休み。


狐が休憩所へ戻ると、うさぎとカラスがいた。


「お、狐。昼か?」


うさぎが飯を食いながら声をかける。


「ああ」


「狸おらんと珍しく静かやなあ」


「いつも静かだろ」


「どこがや」


狐は無視して腰を下ろした。


いつもの場所。


座って。


飯を広げて。


そこで。


「…………」


隣を見る。


空いている。


「狐?」


「何だよ」


カラスだった。


じっとこちらを見ている。


「いえ」


「何だよ」


「別に」


「だったら見るな」


「見てはいけませんでしたか?」


「そういう言い方がムカつくんだよ!」


うさぎが吹き出した。


「いつも通りうるさいやん」


「誰のせいだ!」


「カラスやろ。俺ちゃうやん」


狐は舌打ちして飯を食う。


静かになった。


箸を動かす。


そのうち。


うさぎが何気なく言った。


「狸、今日どこ行っとるんやったっけ」


「知らねえ」


反射的に答えた。


カラスが狐を見る。


「夕方には戻ると聞きました」


「…………」


「なんや狐。知っとるんやないか」


「知らねえよ!」


「夕方には戻るって顔しとるで」


「どんな顔だよ!」


うさぎが笑う。


「朝から何回か入口見とったしな」


狐の箸が止まった。


「見てねえ」


「見とった」


「見てねえ!」


「俺、三回見たで」


「数えてんじゃねえ!」


「暇やったから」


「仕事しろ!」


うさぎは楽しそうだ。


カラスは。


笑っていなかった。


いつもの静かな顔で。


狐を見ていた。


「…………何だよ」


狐が言う。


「いえ」


カラスは視線を外した。


「狸さんがいないと、狐さんは随分周囲を見るのだと思いまして」


「は?」


「普段はあまり、探すように見ないので」


「探してねえよ」


「そうですか」


それだけ。


カラスは飯へ視線を戻した。


狐は眉を寄せる。


何なんだ、こいつ。


少し前にも。


こんなふうに見られた気がする。


「カラス」


「はい」


「お前、最近俺のこと変な目で見てねえ?」


うさぎが横から口を挟んだ。


「こいつ元からこんな目やろ」


「どういう意味ですか」


「何考えとるか分からん目」


「失礼ですね」


「褒めとる」


「それは無理があります」


狐は二人を見た。


……まあいいか。


いつものカラスだ。


そう思って飯へ戻る。


カラスもそれ以上、何も言わなかった。


     *


午後。


仕事は忙しかった。


だから。


考える暇なんてないはずだった。


それなのに。


客を降ろす。


仕事場へ戻る。


――いない。


水を飲む。


――いない。


休憩所を通る。


――いない。


誰かの笑い声がして。


振り返る。


違う。


「…………」


三度目くらいで。


狐は腹が立ってきた。


「何なんだよ……」


自分に。


狸は夕方に戻る。


聞いている。


別に心配する必要なんてない。


なのに。


視界の端に大きな男が入るたび。


一瞬だけ。


狸かと思う。


違うと分かると。


妙に苛立つ。


「狐さん」


「うわっ!」


突然後ろから声をかけられた。


カラスだった。


「何だよ!」


「すみません」


「急に出てくんな!」


「普通に歩いてきました」


「気配消すな!」


「消していません」


相変わらず腹が立つ。


カラスは狐の横へ並んだ。


「次の仕事ですか?」


「ああ」


「私もです」


二人で人力車置き場へ向かう。


しばらく無言。


狐の方が耐えられなくなった。


「……何だよ」


「何がですか」


「何か言いたそうだろ」


「そう見えますか」


「見える」


カラスは少し考えた。


「では、一つだけ」


「何」


「狐さんは」


そこで言葉が止まる。


カラスがまた狐を見る。


「…………」


「何だよ」


「いえ」


「言えよ!」


「やめておきます」


「気になるだろうが!」


「大したことではありません」


「だったら言え!」


「狸さんが帰ってきたら、たぶん忘れます」


「は?」


カラスはそのまま自分の人力車へ向かった。


「何なんだあいつ!」


少し離れたところから、うさぎの声。


「狐ー!」


「何だよ!」


「カラスに絡むんやめとき! 余計疲れるで!」


「向こうから絡んできたんだよ!」


「そうでしたか?」


カラスが真顔で振り返る。


「お前だよ!」


今日は本当に。


調子が狂う。


     *


夕方。


空の色が少しずつ変わり始める。


真夏ほど日は長くない。


風にも。


ほんの少しだけ。


夏とは違う匂いが混ざり始めていた。


狐は仕事を終えた。


人力車を戻す。


道具を片づける。


いつもなら。


このあたりで狸がいる。


「…………」


いない。


分かっていた。


夕方に戻ると言っただけだ。


何時とは言っていない。


「遅えな」


口から出た。


狐は自分で固まった。


「…………」


何が。


遅い。


別に待っていない。


狸がいようがいまいが。


自分の仕事は終わった。


帰ればいい。


「……帰るか」


荷物を持つ。


歩き出す。


休憩所の前を通る。


足が止まる。


「…………」


静かだ。


遠くの話し声。


木の葉が擦れる音。


いつも聞こえているはずなのに。


今日は。


やけに耳につく。


「……静かすぎんだよ」


朝は。


静かでいいと思った。


それなのに。


今は。


その静けさが鬱陶しい。


「狐」


聞き慣れた声がした。


身体が先に振り返った。


入口に。


狸がいた。


「ただいま」


いつもと同じ。


大きな身体。


気怠そうな顔。


何も変わっていない。


ただ狸が立っている。


それだけ。


なのに。


「…………」


肩から。


ふっと力が抜けた。


自分でも分かるくらいに。


「どうした?」


「……遅え」


言ってから。


また気づく。


狸が目を瞬いた。


「ん?」


「…………」


「俺、時間言ったっけ」


「知らねえよ」


「夕方には戻るとは言ったけど」


「だから遅えんだよ!」


「夕方だろ」


「もう暗くなる!」


「まだ明るいぞ」


「うるせえ!」


狸が少し笑った。


いつもの。


薄い笑い。


それを見たら。


さっきまで入っていた力が。


もう少し抜けた。


     *


「帰らなかったのか?」


「今帰るところだったんだよ」


「そうか」


「お前を待ってたわけじゃねえからな」


「何も言ってないけど」


「…………」


腹が立つ。


狸が荷物を置く。


それから。


いつもの長椅子へ座った。


狐は立ったまま見ていた。


「狐」


「何」


「帰るんじゃないの」


「…………」


帰ろうと思っていた。


本当に。


なのに。


狐は狸の隣へ座った。


狸は何も言わない。


狐も何も言わない。


触れない。


今日は脚を借りない。


肩にもたれない。


胸へ耳も当てない。


ただ。


隣に座る。


それだけ。


「…………」


さっきまで。


やけに広く感じていた休憩所が。


いつもの広さに戻った。


耳についていた音も。


気にならなくなった。


狐は隣を見る。


狸がいる。


それだけだ。


「今日さ」


狸が言った。


「ん?」


「用事の途中で、変な店見つけて」


「どんな」


「海老天が、お前の腕くらいあった」


狐が勢いよく狸を見る。


「嘘つけ!」


「ほんと」


「どこだよ」


「今度連れてってやる」


「別に行きたくねえ」


「そうか」


「…………」


「じゃあ俺一人で」


「場所だけ教えろ」


狸が笑う。


「行きたいんじゃねえか」


「でかい海老天が本当にあるか確認するだけだ!」


「はいはい」


「その返事やめろ!」


いつもの会話。


いつもの狸。


いつもの腹立たしさ。


さっきまでの静けさは。


もう気にならなかった。


     *


しばらくして。


狸が立ち上がった。


「帰るか」


「……おう」


狐も立つ。


二人で歩き出す。


狸の少し横。


いつもの位置。


触れてはいない。


手も。


肩も。


脚も。


どこも。


狐は歩きながら。


横目で狸を見る。


「何?」


「見てねえ」


「見てただろ」


「前見ろ。転ぶぞ」


「お前が言う?」


「何だよ!」


狸が笑う。


狐は前を向く。


朝から。


何度も。


何かがおかしかった。


狸がいないだけなのに。


面白いことがあれば。


狸の顔が浮かんだ。


休憩所へ戻れば。


隣を見た。


「…………」


でも。


今は。


何もおかしくない。


狸には。


触っていない。


少し横を。


歩いているだけだ。


それなのに。


朝からあった変な感じは。


もうない。


「…………」


何でだよ。


答えは出なかった。


「狐」


「何」


「今日、何かあった?」


「……別に」


「そう」


「変な客がいた」


「どんな?」


「ずっと喋ってんの。景色も見ねえで」


「お前も似たようなもんだろ」


狐の足が止まった。


狸も振り返る。


「……何」


狐はしばらく狸を見た。


それから。


「…………やっぱり言うと思った」


「何が?」


「何でもねえ!」


狸を追い越す。


後ろから笑い声がする。


朝。


客を降ろしたとき。


頭の中で浮かんだ言葉。


本当に言いやがった。


腹が立つ。


でも。


狐の口元は。


ほんの少しだけ緩んでいた。


「狐、置いてくぞ」


「お前が後ろだろ!」


振り返る。


狸が少し後ろを歩いている。


狐はそれを見て。


また前を向いた。


「早く来いよ」


「お前が先行ったんだろ」


「うるせえ!」


後ろから。


狸の足音が近づいてくる。


やがて。


また。


隣に並んだ。


狐は何も言わなかった。


そのまま。


狸と歩いた。



――狸視点


外へ出たのは、朝からだった。


大した用事じゃない。


仕事場を一日空けるだけ。


狐には昨日伝えてある。


「明日、俺いねえから」


そう言ったとき。


狐は、


「ふうん」


としか答えなかった。


何の用だとも。


どこへ行くとも聞かなかった。


俺も説明しなかった。


夕方には戻る。


それだけ言った。


「別に報告しなくていい」


そう返された。


だから。


狐にとっても。


大したことではないのだと思っていた。


     *


用事を済ませて。


昼を少し過ぎたころ。


見慣れない店の前で足が止まった。


店先に料理の見本が並んでいる。


その中に。


馬鹿みたいに大きな海老天があった。


「……でか」


俺の前腕とまではいかない。


でも。


普通の海老天よりは、明らかに大きい。


見た瞬間。


狐の顔が浮かんだ。


目を丸くして。


しばらく黙って。


それから、


『別に食いてえわけじゃねえ』


とか言う。


たぶん。


そのくせ。


俺が食おうとしたらずっと見る。


「…………」


少し笑った。


――今度、連れてくか。


そう思って。


店の場所を覚えた。


それだけだった。


     *


帰るころには。


日が少し傾いていた。


真夏ほど空が明るくない。


風も。


少し変わった。


まだ暑い。


でも。


夏の終わりが混ざり始めている。


仕事場へ戻る。


入口をくぐって。


最初に見えたのは。


狐だった。


休憩所の前に立っている。


荷物を持っていた。


もう帰るところらしい。


「狐」


呼ぶ。


狐が振り返った。


ずいぶん速かった。


「ただいま」


「…………」


一瞬。


何も言わない。


その代わり。


肩が落ちた。


ほんの少し。


力が抜けたように見えた。


――疲れてるのか?


そう思った直後。


「……遅え」


「ん?」


聞き間違えたかと思った。


「俺、時間言ったっけ」


「知らねえよ」


「夕方には戻るとは言ったけど」


「だから遅えんだよ!」


空を見る。


「夕方だろ」


「もう暗くなる!」


「まだ明るいぞ」


「うるせえ!」


怒られた。


よく分からない。


でも。


少し面白かった。


笑うと。


狐がさらに不機嫌そうな顔をした。


     *


「帰らなかったのか?」


「今帰るところだったんだよ」


「そうか」


「お前を待ってたわけじゃねえからな」


「何も言ってないけど」


狐が黙った。


――待ってたのか。


そう聞けば。


たぶん怒る。


少し前の俺なら。


聞いていたかもしれない。


何度も。


狐が否定できなくなるまで。


俺がいなくて寂しかったのか。


俺を待っていたのか。


帰ってきて嬉しいのか。


言わせたくなったと思う。


でも。


今は、言わせなくてもいいと思った。


俺を見た瞬間。


狐の肩から力が抜けた。


それだけで。


何となく分かった気がした。


それ以上。


狐の口から答えを取る必要もない。


荷物を置いて。


いつもの長椅子へ座る。


狐は立ったままだった。


「狐」


「何」


「帰るんじゃないの」


「…………」


帰ればいいのに。


狐は。


俺の隣に座った。


「…………」


何も言わない。


俺も言わなかった。


いつもなら。


脚を寄越せと言う。


勝手に脛へ頭を乗せる。


肩が触れても気にしない。


最近では。


俺の胸に耳を当てたまま、眠りそうになることさえある。


でも今日は。


触れてこない。


俺も触れない。


少しだけ間を空けて。


隣にいる。


それだけだった。


――帰らないんだな。


何となく。


そのことが嬉しかった。


     *


「今日さ」


「ん?」


「用事の途中で、変な店見つけて」


狐がこちらを見る。


「どんな」


「海老天が、お前の腕くらいあった」


目が変わった。


「嘘つけ!」


やっぱり。


「ほんと」


「どこだよ」


「今度連れてってやる」


「別に行きたくねえ」


「そうか」


少し間を置く。


「じゃあ俺一人で」


「場所だけ教えろ」


笑った。


「行きたいんじゃねえか」


「でかい海老天が本当にあるか確認するだけだ!」


「はいはい」


「その返事やめろ!」


朝から離れていたのに。


一日ぶりですらないのに。


こうしていると。


いつも通りだった。


でも。


ふと気づく。


店先であの海老天を見たとき。


俺は狐を思い出した。


見せてやろうと思った。


食わせてやろうと思った。


帰ったら話そうと思った。


別に。


理由なんてない。


狐が好きそうだったから。


それだけだ。


「…………」


最近。


こういうことが増えた気がする。


何かを見て。


狐ならどんな顔をするか。


ふと考える。


いつからなのかは。


よく分からない。


     *


「帰るか」


しばらくして立ち上がる。


「……おう」


狐も立った。


並んで歩く。


触れない。


狐はいつもの少し横。


「狐」


「何」


「今日、何かあった?」


「……別に」


少し間があって。


「変な客がいた」


「どんな?」


「ずっと喋ってんの。景色も見ねえで」


「お前も似たようなもんだろ」


狐の足が止まった。


俺も振り返る。


「……何」


狐が。


妙な顔をしていた。


驚いたような。


呆れたような。


「…………やっぱり言うと思った」


「何が?」


「何でもねえ!」


狐が俺を追い越す。


「何なんだよ」


答えはない。


少し早足になった狐の背中を見る。


何が「やっぱり」なのか。


俺には分からない。


今日。


狐がどんな客を乗せて。


どこで休んで。


誰と話して。


何を考えていたのか。


俺は知らない。


それでも。


帰ってきたら。


「遅え」と言われた。


帰ろうとしていたくせに。


俺が座ったら。


狐も隣に座った。


そして。


どうでもいい客の話を。


わざわざ俺にした。


「…………」


少し。


笑った。


狐が俺に触れたがることは。


もう知っている。


理由をつけて。


俺の脚に触って。


離れれば掴んで。


最近では。


理由すらつけなくなった。


俺の身体に触れていると。


あいつは落ち着くらしい。


そう思っていた。


でも。


今日は。


何もしていない。


触れてもいない。


それでも。


狐は帰らず。


俺の隣にいた。


――触れなくても、来るんだな。


そのことが。


妙に胸へ残った。


     *


「狐」


前を歩く背中を呼ぶ。


「何だよ」


狐が振り返る。


「何でもない」


「はあ?」


「呼んだだけ」


「意味分かんねえ!」


怒鳴る。


いつもの狐だ。


「早く来いよ」


「お前が勝手に先行ったんだろ」


追いつく。


また。


隣を歩く。


何かを確かめる必要はない。


寂しかったのか。


待っていたのか。


俺が帰ってきて嬉しかったのか。


今は。


聞かなくていい。


横を見る。


狐がいる。


「何見てんだよ」


「別に」


「見てただろ」


「見てない」


「嘘つけ」


「前見ろ。転ぶぞ」


「それ俺がさっき言ったやつだろ!」


狐の声が響く。


笑う。


今日。


狐が俺を探していたことを。


俺は知らない。


休憩所で。


何度も隣を見ていたことも。


知らない。


俺だって。


狐のいないところで。


でかい海老天を見ただけで。


あいつの顔を思い出した。


それで。


今度連れていこうと思った。


「狸、遅えぞ」


「お前が先行ったんだろ」


「早く来い」


「はいはい」


「その返事やめろ!」


少し速く歩く。


狐の横へ並ぶ。


それから。


二人で。


そのまま歩いた。

第11話|いつもの場所

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