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ヒーローごっこをしていただけなのに、気付いたらカルト教祖になっていました。  作者: 閃幽零×祝百万部@センエースの漫画版をBOOTHで販売中


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2話 究極の味方。


 2話 究極の味方。


 センの要請に従い、ずっと、扉をこじあけるために頑張っているトウシ。

 ――と、そこで、トウシと同じく、この扉の解析に尽力している『朝日(純粋蝉原)』が、

 センに視線を向けて、


「パパセンは、今回、3垓年という時間をかけて、ご自身の中に刻まれていた『心残り』にケリをつけたと言っても過言ではありません。……それが、カウントダウンに影響した……という可能性もありますね」


 『閃朝日(純粋蝉原)』は、かなり特殊な経歴の男。

 『センの養子』であり、『ゼノリカの天上・五聖命王の統括』であり、

 『破壊衝動ソル(コスモゾーンの管理者)の分体』であり、『蝉原勇吾(センの同級生であり、宇宙一のヤクザであり、ライバルであり、ラスボス)の記憶がインストールされた存在』でもあるという、

 もはや何が何だか分からない、全部盛り状態の配下。


 センエースの味方は山ほどいるわけだが、

 その中でも飛びぬけて有能なのがこの二人。


 究極の知性を持つ知将『田中・イス・トウシ』。

 無上の『悪』と『カリスマ』を内包する養子『閃朝日(純粋蝉原)』。


 続けてトウシが、


「……その可能性もあるし、そもそも、普通に時間経過でタイマーが進んだだけかもしれん。可能性だけなら無限にある。現状、検証のしようがないから、なんにもわからへん……」


 などとつぶやく彼に、センは渋い顔で、


「使えねぇ野郎だ。そんなんだから、貴様はヤーナム野郎だと言われるんだ」


「……そうやねー」


 センのファントムトークを豪快に流してから、


「確認しときたいんやけど……確か、記憶があるんはここまでで、ここから先は何も知らんのやんな?」


 そこで、センはため息まじりに、


「ああ、そのとおりだ。……ここまでは、『既知アドバンテージ』があったから、色々と楽だったが……ここから先は完全に未知。……正直、だりぃ……未来が分かってねぇの、やっぱツレェわぁ……3垓年もの長きにわたって、『未来が分かっている状態』での戦いを続けてきたから、もう、未来が分かっていない状態での戦い方がわからねぇ……ラブリーゴストライターを失ったあとの、ライト・ノスト〇ードの気持ちが、今の俺には誰よりも分かる……今月、俺は、俺はどうしたらいい……教えてくれ、俺は一体どうする」


「聞きたいんはこっちやけどなぁ……」


「教えてくれよ、トウシ! どうすれば、ゼノリカからの過剰評価をどうにかできる?! 俺、もうイヤなんだよ! 『この上なく尊きウンタラカンタラ』とかいう、あの珍妙な枕詞をつけて呼ばれるの! 助けてくれよ! お前、特別なんだろ!」


「もう諦めぇや。何しても無駄やて。実際、おどれはすごすぎる」


「パパ上は無上の神、すっげぇ完璧な王、ハッキリわかんだね」


「ボケてる場合じゃねぇんだよ。終わっちまうんだぞ、このままじゃ、なにもかも!」


「なんも終わらへんやろ」


「むしろ、パパ上がコスモゾーン化したことで、すべてが始まった……と言えるでしょう。さすが僕のパパ上は格が違った」



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