102話 無数の銀河。
102話 無数の銀河。
「で、俺はどうすればいいんだ? 脱げばいいのか?」
「だから、知らんて。なんでもかんでもワシに頼んな」
・などと戯言をほざいていたが、トウシは、結局、頭をフル回転させて、
「……とりあえず、『原初の世界に行けんようになった問題』を解決すべきやな……原初の世界にいって、『コードゲート』をインストールせんと、コスモゾーン化することも難しいやろうからなぁ……」
『原初の世界』にいって、その『禁域』で、『特殊ガーディアン』を倒すことで、『世界』は『進化』を果たす。
その結果、『カンスト』という概念がなくなり、存在値は青天井で上がるようになった。
原初の世界で『コードゲート(アプデ)』を解禁するまでは、どれだけ頑張っても『存在値17兆』以上に上げることはできない。
この段階のセンも、存在値は17兆。
記憶+隠し要素ブーストで、以前のルートとは比べ物にならない速度で強くなったセンだが、結局のところ『17兆に到達までの速度が上がっただけ』で、それ以上になれたわけではない。
――本格的に様々な問題をクリアするためには、絶対に『原初の世界』に行く必要がある。
「情報が不足しとる状態で、うだうだ考えても意味ない。ちゃんと検証せな、最終的な答えには届かん。……というわけで、できたら、『仮面邪神を殺して、もう一回最初からやり直して欲しい』んやけど、いける?」
「……イヤに決まってんだろ、ぼけぇ。なめんなよ、かすぅ。やりたきゃてめぇがやれ。このすっとこどっこい。表出てかかってこいや、くそが。ケンカだよ、ケンカ。殺し合いだとか戦争だとか、そんなチャチなもんじゃ断じてねぇ。もっと根源的な、むき出しのステゴロで、互いのコアオーラを削り合おうや。もうそれしかねぇわ。俺の怒りもついに有頂天に達した」
・というわけで、センは再度、赤ちゃんに戻る。
・死ぬほど文句は言うものの、トウシ司令官の命令には、基本絶対服従の閃光。
・トウシ様の言うことはぜったーい!
★
・色々と検証した結果、『センエースがゼノリカの王として、正式に第二~第九アルファを支配する』というフラグをたてないと、原初の世界へ行けないことが判明する。
「めんどくせぇええええええええええ! もういやぁあああああああ!! きゃああああああああああああああああああ!! 誰か助けてぇえええええ!! ヒーロォオオオオ! 見参してぇえええええええ!!」
もちろん、誰もこない。
なぜなら、ヒーローは、彼だけの特等席だから。




