100話 2+3=キチ〇イ。
100話 2+3=キチ〇イ。
ユズとの決着を完全につけたセンは、
そのままバーチャも一方的にボコっていく。
あまりに強くなりすぎて、もはや、歴代のステージボスたちが踏み台にすらならない。
だが、『ヌルゲーすぎて退屈』などということはなかった。
どの世界にも大概『隠し要素』があったし、
中には、歴代のステージボスを遥かに超えるエクストラボスも存在したから。
★
あまりにも強くなりすぎて、神界深層最強のボス『究極超邪神アポロギス』ですら、ほぼワンパンで倒せてしまった閃光。
アポロギスの存在値は20兆前後、センエースの存在値はカンストの17兆と、数値で言えば、アポロギスの方が上だった。
しかし、『2垓年分の知識が乗った戦闘力』であったり、『隠し要素をふんだんに使って磨き上げた神器の精度』であったり、色々とアドバンテージがえぐすぎて、アポロギスですら、センの敵たりえなかった。
だが、退屈しているヒマなどなかった。
神界深層の隠しボス『アザトスギル』の強さがハンパではなかったから。
「おめぇ強ぇなぁ! オラ、わくわくすっぞ!」
数値で言えば、アザトスギルの方が遥かに上だったし、
戦闘力に関しても、アザトスギルはハンパじゃなかった……が、
「あいにく、その程度じゃ俺は殺せねぇ。てめぇは俺より強いが、それがどうした。今の俺は、俺より強い程度の雑魚に負けるほどヒマじゃねぇんだよ」
ギラリと、狂気の眼力を暴走させて、
「――ヒーロー見参――」
壮絶な死闘の末、ついに、アザトスギルをも撃退してしまった閃光。
――そんな風に、延々と、滔々(とうとう)と、
戦って、闘って、戦って、闘って、戦って、闘って……
強くなって、武器を磨いて、新アイテムを手に入れて、
戦って、闘って、戦って、闘って、戦って、闘って……
強くなって、武器を磨いて、新アイテムを手に入れて、
★
――そして1万年が経過。
★
……なんかんだ200億年経過。
★
……そんなこんな200兆年経過。
★
……すったもんだ2垓年経過。
★
――そして、なんやかんやで『3垓年』が経過した。
★
……賛成多数、『反対1(センエース票)』という、セン的には見るも無残な結末。
神法改正は余裕で可決。
その後の臣民投票でも賛成派が99,3876%という統計学的快挙を達成。
こうして、『センエースを信仰しない自由』は完全になくなってしまった。
「なんっっでやねん!! どちくしょぉおお! 前よりも長い時間をかけて丁寧に頑張ったから、『救えた数』は増えたけど、前よりも『過剰評価』が爆増しちまったぁああああああああああああああ!」
頭を振り乱して、絶望を叫ぶ閃光。
……この『3垓年の道程』に関して、サクっと結論だけ記しておく。
――『あまりにも運命を変えすぎてしまうと、コスモゾーン・センエースに到る道筋まで潰れてしまう』ので、センは、結局、最初の2垓年と同じルートをたどることになった。
――ちなみにだが、
『あまりにルートを変えすぎた結果、世界がバグってどうしようもなくなったので、第二アルファのバチャルを強制召喚して、もう一度倒して、再度、赤子からやり直す』……ということを、センは、この3垓年の中、全部で100回ぐらいやっている。




