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エンド28 帰るまでがボス討伐です

「おい!キャーミャ!コイツと戦うときに気をつけておくこととかあるか?」


「あぁ。はい。お伝えします」


聖夜はキャーミャへ問いかける。

自分で考えても確定は出来ないので、知っていそうな人くことにしたのだ。

聖夜の考えたとおり、キャーミャは何か知っているよう。


「おそらく、そちらのゾンビから出る血肉には触れない方が良いと思います!強いアンデットの血肉を浴びすぎると、その人はアンデット化するとの話です!」


「わかった!気をつける!!」


聖夜の考えた、血肉を浴びすぎた影響というのは正しかったようだ。

 ーーただ、血肉を浴びすぎるとアンデット化するというのは面白いな。どうせなら、アンデットにもなってみて、アンデットの姿で活動してみたいモノだが、アンデットになると自我がなくなってしまうのか。……いや、俺のスキルが死んだ時点で発動するのが影響してる可能性も?

聖夜は自分が自我のあるアンデットとなれなかった理由を考察する。


「まあいいか。今は、お前を倒すことに集中してやろう!!」


「グゥゥゥゥゥゥ!!!!!!」


聖夜は次々とゾンビの脚に傷を作っていく。

流石に前回戦っているので、身体が敵の動きになれている。

脳と身体の動きが遅くなっていないのも、余裕を持って対応できている理由かも知れない。


「それじゃあ、コレで締めるか」


聖夜は一瞬力を溜める。

そして、解放。

直後、首に剣が入り込む感触を感じた瞬間に後ろへ飛び退いた。


ボトリッ!

首が転がる。

そして、辺りを血が染め上げた。


「………ふぅ。倒せたか?」


「お疲れ様です。さすがは神の使い様」


どうやら、ついに倒せたようだ。

聖夜はそのまま少しだけ他のゾンビも倒そうとしたところで、剣が重いことに気がついた。

 ーーっ!?ま、まさか、あれだけ気をつけてたのに血肉を浴びたか!?……・・って、違うな。これは、疲労か。

気付かないうちに肩で息をしている。

身体が疲れていたようだ。


《実績『ボスノーダメージ殺害』達成》

《移動速度が50パーセント上昇します》


 ーーあ。そういえばそうだな。疲れてはいるが、確かにダメージ受けてないか。

聖夜は全く考えていなかったが、そうだったらしい。

聖夜は実績の達成によって、少し頭が落ち着き、

 ーーセーブしとこ。

セーブをした。


「それじゃあ、お前らも無傷で倒してやるよ!」


聖夜はセーブをしたこともあって気持ちが緩んでおり、全力でゾンビにかけだしてしまった。

数体は力任せに切って倒せたモノの、

 ーーあっ。やばっ!?体力がつき欠けて、


聖夜は疲労が出て、よろけてしまった。

その隙を敵が逃してくれるわけはない。

気付いたときには、ゾンビの口が聖夜の喉に迫っていて、


《バッドエンド『帰るまでがボス討伐です』へ到達》

《スキル『疲労耐性1』を獲得します》


「………おう。流石に油断しすぎた」


死んでしまった。

だが、それほど大変なモノでもない。

なぜかって?それはもちろん、


セーブしてあるからだ!


「ポチッとな」


聖夜はまたロードして、今度は油断せずに戦った。

ロードすると、身体にかなり疲労が溜まっていることが感じられたが、細心の注意をすれば簡単に全滅させることが出来た。

 ーー細心の注意を払ってる時点で、簡単とは言えない気がするけどな。


「………はぁはぁ。流石に疲れたな」


「お疲れ様です。討伐部位は回収しておきましたので、すぐに移動は可能です」


「お、おう。助かった。それじゃあ、いくか」


「はい」


2人は次の町へ歩き出す。

本当は疲労の回復も魔法でして貰いたかったのだが、そんな魔法はないらしい。

 ーーできるだけ敵に会わずに進むかぁ。あぁ。1日くらいゆっくりしたいなぁ。精神的にはあまり疲れてないけど、肉体の疲労がきつすぎる。


こんなことを毎日していたら、過労死しかねない。

 ーーん?待てよ?過労死は過労死でエンディングがあったりするか?

自分が辛い死に方をすることよりもエンディング回収を優先した考え方。

今日も、いつも通りかなり狂っている。


「………この町ですね」


「ああ。ここだな。まずは、ギルドに行って報酬を貰っておくか」


隣町へ到着。

聖夜たちはまずギルドへ向かって報酬を貰った。

前回の報酬とは違い、


「うぉ~。かなり、ずっしりとしてるな。これなら、キャーミャの武器も買えるんじゃないか?メイスが良いんだっけ?」


「そうですね」


肯定の言葉が返ってくる。

となると、今日はもう遅いので、明日買いに行くことになるだろう。

 ーーメイスも、普通に武器屋で売ってるんだよな?……まあ、それ以外の所で売っていた方が驚きな訳だが。


「じゃあ、今日はもう宿とって休んで、明日の朝武器屋に行くか」


「はい」


聖夜たちは宿屋へ向かう。

経費削減のため、また2人部屋だ。

もちろん、何もなかった。


 ーーもうちょっと何かあっても言い気がするんだけどなぁ。勇者様最高!大好きです!!とか。

それを考え、

 ーーいやいや。何を考えてるんだ。俺はこんなガキに興味はないだろ?そうだ。そのはずだ!


慌てて否定。

聖夜はもう30代な訳だし、10代の子供に何か求めるなんて、そんなことはあり得ない。

ないったらないのだ。

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