第五十一話
「ただいま、っと」
「あ、おかえりなさい。どこへ行ってたんです?」
シグルドが家に入ると、レイナが出迎えた。
「ネフタスと話してたら、変なのが割り込んできた」
「はい?」
「シグルドさん...、さすがに説明不足です....レイナかん、実はシグルドさんと話していたら、ケネスという大男がシグルドさんを殺すと襲ってきたんです」
「え!?大丈夫だったんですか!?」
「見ればわかるだろ?」
シグルドは汚れていない服を見せる。
「ですけど!シグルドさんなら魔法でなんでも解決するでしょう!」
「まぁな。だが今回は使っていない。戦闘にもな」
「レイナさん。シグルドさんの言っていることは本当です。相手もなかなかの手練れでしたが、シグルドさんの方が圧倒的に強かったです」
「そ、そうですか。ならよかったです...」
レイナはほっと、胸を撫で下ろす。
「ところで話ってなんだったんです?」
「知らん。ネフタスが話そうとしたら襲われたからな」
「それで、シグルドさんが疲れたから帰ると言われたので、帰ってきたんです」
「そうでしたか」
「あぁ、だから俺は寝るぞ」
そう言うとシグルドは横になり寝始めた。
「レイナさんには先に話しておきましょうかね」
「なにをです?」
「僕とミィの正体のことです」
「.....どういうことですか?」
ネフタスの真剣な表情を読み取り、レイナも表情を変えた。
「僕とミィら実は人間ではないんです」
ミィも近寄ってきてネフタスの横に並んだ。
「僕たち、実はーーー」
レイナに衝撃が走った。
翌朝
「あー、よく寝た」
「おはよう、シグルド。よく眠れたみたいだね」
シグルドの目の前にはロイが立っていた。
「...ロイ、久しぶりだな」
「あれ?驚かないんだね?こっちが驚いたよ」
表情を変えないシグルドにロイは軽く驚いた。
「まぁな。お前、変な組織に入ったか?」
「おぉ、よくわかったね。名前はまだないんだ。たぶん近いうちに決まるよ」
「やっぱりな。最近変なのばっか寄ってくるんだ。どうせお前のとこのだろ?」
「そうだね。たぶんうちの組織のやつかもね。どうも変な人の集まりらしくてさ」
「で、お前は何しに来たんだ?」
「もうわかってるんじゃないの?他の幹部にも会ったんでしょ?」
「はぁ~、お前もか。とりあえず場所変えようぜ。ここじゃ狭すぎる」
シグルドはそう言うと立ち上がった。
「狭すぎて悪かったですね」
そこにネフタスも近寄ってきた。
「あれ?変わった人だね。いや、人間じゃないか」
『お、お前は、ま、まさかーーー』
「ダイン、少し黙って」
ダインズレフが話すもすぐにロイによって止められる。
「剣が...しゃべった?変な剣使ってんだな」
「でしょ。でね、ものすごく使いやすいんだよ」
『我は変ではなーーー』
「そして、今日こそ君を倒すよ」
ロイはダインズレフをシグルドに向けた。
「そうか。じゃ行くぞ」
「まって下さい。僕も行きます」
「...好きにしろ」
三人は家を出て、街の外へと向かった。
ついにシグルドとロイの対決!
一体どうなるんでしょうね
次回をお楽しみに!




