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無敗の門番  作者: 魃
第四章~秘刀~
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第四十九話

二人は肉を持って街の外へ向かった。

昨日同様、焼くつもりだ。

「さーてと、どこにいるーーー」

「おーい!こっこだよー!」

そこで一人の少女が手をふっていた。

横には、レイナとミィが寝ている。

「......ネフタス、俺は帰ってもいいか?」

「気持ちはわかりますけど、ダメです」

「はぁー......」

二人は少女に向かって歩き始めた。





「ごくろう、ごくろう。で、ご飯は?」

シグルドは肉を差し出した。

「焼け」

「作ってほしいなー」

少女は笑いながら言った。

「殺しちゃうぞ♪」

シグルドも笑いながら言った。

「...シグルド、ここは言うとおりにーーー」

「知るか。てか、あいつらいつまで寝てるんだ?」

「あー、いいのかなー。この子たち起きなくなっちゃうよー」

「......どういうことだ?」

「この子たち、魔法で寝てるんだー。魔法は私にしか解けないよー」

「...ちっ、めんどくせーな」

シグルドは肉を焼き始めた。

「そういやあと一人はどこにいる」

「え?一人だけど?」

「二人前って言ってただろ?」

「一人で二人前食べるだけだお?」

「......もういいや」

シグルドは再び肉を焼き始めた。






「ふー、お腹いっぱい。もー食べれないおー」

「...こいつ、まじで食いやがった」

「さ、さあ!ミィとレイナさんを返してください!」

「うん。いいよー。魔法はもう解いたから、あとはご自由に~」

少女はそこまで言うと、寝息をたて始めた。

「......こいつ、まじでなんなんだ?飯のためだけに連れてったのか?」

「どうやらそうみたいですね。見てください。あの寝顔、幸せそうに寝てますよ」

「......帰るか」

シグルドはそう言ってレイナを担いだ。

ネフタスもミィをおぶり、家へと戻った。







「本当にすみませんでした!寝ていたとはいえ、連れていかるなんて」

レイナはシグルドに頭を下げている。

「べつにいい。そういう訓練をしないと気づかないからな。だから次からは気をつけろよ」

「は、はい!」

「さてと、これからどうするかね」

「えーと、"秘刀"を探すんですよね?どこにあるかわかってるんですか?」

「いや、ぜんぜん」

シグルドはブンブンと手をふる。

「じゃあどうしましょうか...」

レイナが考えこんでいると

「シグルドさん、ちょっとお話があるんですけど...」

ネフタスが近寄ってきた。

「ん?どうした?」

「ちょっと外でいいですか?」

「わかった」

シグルドとネフタスは外へと出た。

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