第四十三話
レイナとシグルドはパイヤンに到着した。
「すごい...美味しそうな食べ物がいっぱいある....。シグルドさん!なにか食べましょうよ!私お腹ペコペコで!」
レイナはぐっと、シグルドに詰め寄った。
しかしシグルドは微動だとせずに
「問題が三つある」
とだけ言った。
レイナはポカンと口を開けて
「え?なんですか?」
「...少し考えてみろ」
レイナ顎に手をあて、考えてから
「あ、この国のお金がありません」
「そう。それが問題の一つ。だがそれは道中の魔物の素材でも売れば解決はする」
「あ、そうですね」
「で、あと二つは?」
「えっと......わかりません」
レイナは考えてから肩を落とした。
「ヒント、ここはどこでしょう?」
「えっと、パイヤンですよね?それがどうしたんです?」
「そういうことじゃなくてな、周りをよーく見てみろ」
シグルドにそう言われ、レイナは周りを見渡した。
「えっと、果物とか野菜を売ってるお店が多いですね。その他には、お肉や魚もありますね。あと、見たことのないお菓子を売ってますね。この国の名物でしょうか?」
「よし、もうわかったな?」
シグルドはそう言って歩き始めた。
「え!?今のでなにがわかるんですか!?」
レイナはガシッとシグルドの腕を掴んだ。
「はぁ、おまえな腹へったんだろ?」
シグルドはため息混じりに言った。
「はい、だから素材を売って、食べ物を...あれ?」
「やっときづいたな?そう。ここは市場であって飯屋じゃない。それともなにか?材料を買ってお前が作るか?それにしても料理器具がないから無理だが」
「はぅぅ~、じ、じゃあ最後の一つは?」
「それはなーーーーほら来たぞ」
二人はゴロツキに囲まれた。
「え?シグルドさんこれは?」
「ご本人に聞くか?俺はなんとなくわかってるが...。おい、あんたら何のようだ?」
「けけけ、ここはお前らみたいな旅人がくる場所じゃねーんだよ。わかったら金目の物を置いてさっさとでていきな」
ゴロツキたちはニヤニヤと笑っている。
「ということだ。わかったか?」
「ということだ、じゃないですよ!はぁ、なんで着いたばっかなのにこんな目に...この国の自警団はなにしてるんでしょうか.....」
「へへへ、ここにそんなものは」ねーよ、わかったらさっさと金目の物を置いてさっさとでていきな」
「さーて、レイナさん。ここで三択問題です」
「え?どうしたんですかきゅーーー」
シグルドはレイナの言葉を最後まで聞かずに
「今から俺がする行動は次のうちどれでしょう」
と、言った。
「一、言う通りにする」
「あー、そういうやつですか。じゃあ、これはないですね」
「二、逃げる」
「これが一番無難ですね。これがいいでーーー」
「三、ーーーーぶちのめす」
「ストップ!ちょっとまっーーー」
「ざーんねーん。時間切れです。正解は、三のぶちのめすです」
そして一迅の風が吹いた。
そして倒れるゴロツキたち。
「こんな簡単な問題もわからないのか?」
「...私何回も止めようとしたのに...」




