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無敗の門番  作者: 魃
第三章~組織~
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第三十九話

二人はリオンが『断罪の洞窟』とよんだ場所にきた。

「君が連れてきたかった場所はここなのかい?」

「あぁ、ここは俺たちの組織の新しい幹部がくる『断罪の洞窟』という場所だ」

「へぇ、けっこう禍々しいオーラがでてるけど」

ロイの言うとおり、人はおろか、魔物すら近寄らないほどのオーラが洞窟からでていた。

「この先はお前一人でいけ。中は一本道だから迷うことはない。奥には扉がある。その中に武器があるからもってこい。それがこれからお前が使う武器だ」

「...本当に僕の用事がわかっていたんだね。まぁいいや。取ってくるだけでいいんだな?」

「あぁ。無事を祈る」

ロイは軽く笑って、洞窟の中に入っていった。





ロイは洞窟の中を歩いて行く。

歩いていくにつれて禍々しい気は強くなっていく。

「あー、なるほどね。そこら辺のやつは近寄れないね。奥になにがあるか楽しみだね」

ロイは嬉しそうに歩いていった。





ロイは扉の前まできた。

「この先、だね」

ロイは扉をゆっくりと開けた。

そこには一本の大剣がささっていた。

「これが、俺の新しい武器ね」

ロイは大剣を抜こうとしたとき

『誰だ?我を起こそうとするアホは』

大剣から声が聞こえてきた。

「大剣が、しゃべった?すごいね」

『おぬしは誰だ?なぜ我を欲する』

「自己紹介をしようか。僕はロイ。ここには無理矢理連れてこられた、のかな?そして君をもってこい、って。僕が君の主人になるんだよ」

『我は人間なぞの下につかぬわ』

「君の名前、教えてくれないかな?」

ロイは大剣に問いかけた。

『我が名はダインズレフ。人間が魔剣と呼ぶ存在だ。分かったらさっさとーーーー』

「じゃあダイン、いこうよ」

ロイはダインズレフを抜いた。

『なっ、なぜ人間ごときに我が...』

「お、けっこう重いね。でも、使いやすそうだ。これからよろしくねダイン」

『ま、まて!お前は一体何者だ!人間が我に触ったら等しく死が訪れるのだぞ!』

「そんなの簡単じゃないか」

ロイは持っていた布をダインズレフに巻いて、背負った

「僕が人間じゃない、それだけの問題だよ。ま、今はその事は隠してるんだけどね」

『...ふ、いいだろう。お主の生きざま、我が見届けてやろう。ありがたく思え』

「じゃあ行こうか、ダイン」

『我はダインズレフなのだが...』

「長い、長い。ダインでいいじゃん」

『......』

ダインズレフはロイに押し負け、黙った。





「たっだいまー」

「お、おう。けっこうてか、かなり早かったな

「うん。ダインもすぐに了承してくれたし」

『ほぼ強行策だったじゃないか...』

「なにかいったかい?ダイン」

『...お前も苦労してるようだな』

ダインズレフはリオンに言った。

「まぁ、面白いやつだからな。さて、帰るがもう用事はないな?」

「うん。欲を言えばシグルドに会いたいけど、今はまだいいや」

「そうか、じゃあ、かえるぞ『 』」

リオンは何も言わずに指輪に魔力を流した。

そして二人はその場から消えた。

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