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無敗の門番  作者: 魃
第三章~組織~
35/58

第三十五話

二人は長い廊下を歩いていた。

そこで二人は

「「あ」」

「ん?あー!おいそこのお前!さっきはよくも無視してくれたな!」

シオンと出会った。

「ねぇ、リオン。ここはなんの部屋だい?」

ロイはさっと横を向き、リオンに尋ねた。

「あ、あぁ。そこは『研究室』だ」

「え、ちょっ、リオンさん?リオンさんまで無視ですか?てか、また俺いない扱いですか!?」

「へぇ、おもしろそうだね。ちょっと入ってもいいかい?」

「問題ない」

そして二人は研究室に入っていった。

「俺を無視するのは問題だー!!」

シオンの叫びが虚しく響いた。





「おーい。メルン、いるかー?」

「お♪その声はリオンちゃんだね♪いらっしゃーい♪」

奥の方から若い女の人が出てきた。

「メルン、ちゃんは止めろといつも言ってるだろ」

「いいじゃん♪フィンフィン公認なんだしさ♪ん?」

メルンと呼ばれた女性はロイの存在に気づいた。

「リオンちゃん、この子は?」

「新人のロイだ。新人だが、幹部になった。だから俺がアジトの中を案内してる」

「初めまして、ロイです」

ロイは軽く頭を下げた。

「ロイっちだね♪よろしくね♪」

「ロイっち?」

「すまん、こいつは会ったやつに適当にあだ名をつける。しかもこいつは一度会ったやつは絶対に忘れない」

「へ、へぇ、それはすごいですね。でもロイっちか...」

ロイは少し肩を落とした。

「...すまん、こいつが一般のやつなら命令するんだが、こう見えてもこいつは幹部なんだ」

「こらこら、こう見えてもとはなんだー☆どっから

どうみても美人のお姉さんでしょー、悪い子には、イタズラしちゃうぞ♪」

「お前のイタズラは洒落にならんから止めろ!」

「まぁまぁ、リオン落ち着きなよ。過去に何があったのか知らないけど」

声をあらげるリオンをロイがなだめる。

「...こいつはな、けっこう優秀な研究者なんだ」

「それほどでもー♪」

「だからこいつは幹部なんだ。たしか一ヶ月くらい前だったか」

「??なにかあったっけ?」

「お前は少し黙ってろ!」

「はーい」

リオンは怒りぎみに言うが、メルンは関係なしの如く返事をする。

「リオン、続けていいよ」

「...飯を食っていたらものすごい睡魔に襲われたんだ。起きたら回りに一般兵たちが心配そうな顔でみてたんだ」

「うんうん」

「俺は一週間ほど寝てたらしい」

「...それってまさか..」

「こいつの仕業だ」

リオンはビシッ、めメルンを指差した。

「いやー、ちょっとした好奇心でねー。でもいい実験になったよ♪」

メルンは笑いながら言った。

「へ、へぇ、ちなみに今はどういう実験をしてるんですか?」

「今はねー、人工石像ゴーレムを造ってるよー♪」

「す、すごいですね...」

「あぁ、見た目に反して腕だけはいい」

「もうすぐ試作品ができるから、できたら教えてあげるねー♪」

「よろしくお願いします」

「じゃ、次の部屋にいくぞ」

「まったね~♪」

そして二人は研究室を後にした。





「やっと出てきたなーーーー!!」

シオンはご丁寧に待っていた。

「ねぇ、リオン。この先には何があるんだい?」

「お、おい。話をーーー」

「この先は使われてない部屋だ」

「えっ、ちょ、リオンさーーー」

「じゃ、別の場所を案内してよ」

「わかった。ついてこい」

二人はシオンを無視して歩き始めた。

「......頼むから待ってくれよ...」

シオンは泣き崩れた。

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