第三十二話
三章突入!!
早いものです、はい
ロイも色々とあるようですね
これからもよろしくお願いしますね
満月の夜、二人の男が歩いていた。
「ねぇ、そろそろ君の名前を教えてくれないかい?」
「俺はお前の名前も知らんぞ」
「言ったとおもうんだけどな、まぁいいや。僕の名前はロイ。君は?」
「...リオンだ」
「へぇ、リオンね。よろしく」
ロイはリオンに手を差し出した。
「なんのつもりだ?」
「握手に決まっているじゃないか」
「...ふん」
リオンはロイと握手をしてまた歩き始めた。
「それより、よかったのか?」
「なんのことだい?」
「王を殺して、仲間の下を去ることだよ」
「なーんだ。そのことか」
ロイはそう言うと空を見上げた。
「ここは星が綺麗にみえるんだね」
「おい、答えろよ」
「...僕はね、彼の下を離れなきゃいけなかったんだよ」
「...彼ってのはシグルドのことか?」
ロイはリオンに視線を移した。
「あぁ、知ってるのかい?」
「この前戦ったんだよ」
ロイの頬がピクッと動いた。
「...どうだった?」
「負けたよ。しかもあいつは本気じゃなかった。俺も本気じゃなかったが、本気だしても勝てないだろうな。あいつは規格外もいいところだ」
「ふふ、やっぱり負けたのか。彼は強いからね。僕でも勝てやしない」
ロイは軽く微笑んだ。
「だからこそ僕は彼の下を離れなきゃいけないんだよ。一緒にいたら彼の強さに甘えてしまいそうだからね」
「ふっ、まぁそういうことにしておいてやるよ」
二人はまた歩き始めた。
「あれがアジトだ」
ロイの目の前にあったのは城だった。
「へぇ、あまりいい趣味とは言えないね」
「それを言うな。あれは元々魔族の城だったんだ。それを俺たちが有意義に使ってる。それだけだ」
「ふーん、まぁいいや。早く行こうか」
そして二人はアジトに歩き始めた。
「リオン様!お帰りなさいませ!」
「ああ」
門番はリオンに敬礼をした。
「そちらの者は?」
「新しい仲間だ。俺はこいつを幹部に推薦する」
「そ、それほどつよいのですか!?そうは見えないのですが?」
門番の驚きにリオンは
「試すか?」
「はい!」
「あー、こんな光景どこかでみたんだよな」
「おい!貴様!構えろ!」
門番はロイに向かって槍を構えた。
「あーあ、僕の意見は聞かないのね。まぁ、いいけど」
ロイも刀を抜き、構えた。
「いいのかい?君じゃ僕には勝てないよ」
「そんなのやらなきゃわからないだろ!」
門番は槍を前に突きだし、そのまま突進した。
「うーん、作戦としては悪くない。けどね、一対一の勝負には向かない作戦だね」
ロイはいつの間にか門番の背後に回っていた。
そして、
「チェックメイト、僕の勝ちだ」
ロイは刀を門番の首筋に当てていた。
カランカランと、門番は槍を落とした。
そのまま崩れおちる門番。
「さすがだな。ロイ」
「君も酷いね。いきなりこんな子と勝負させるなんてさ。僕の実力をみたいなら君がこなきゃダメだよ」
「ふっ、いつか手合わせ願おうかな」
「楽しみにしてるよ」
リオンは門を開け
「とりあえず来い。ボスに紹介しなきゃならん」




