第三十一話
次話投稿ミスってたー!
定時更新だけは守りたいので完成を急ぎました
前話を読んでない方はお気をつけください
二人は順調に山を登っていた。
魔物もいるようだが、二人の強さを感じ取って近づこうとしない。
「この調子なら今日中には越えられそうですね」
「...あぁ、なにもなければな」
シグルドは足を止め空を見上げた。
「どうしました?」
「...いや、なんでもない。気のせいだ」
「ならいいですけど」
レイナはどんどんと先に進むなかシグルドは
「...気のせいだよな。ロイの気配がしたのは」
小声で呟いてからシグルドも歩き始めた。
途中に山小屋があり、そこで少し休憩をとった。
「あー、疲れた。山登りは腰にくるな」
「シグルドさん、おじいちゃんみたいです」
レイナは笑いながら言った。
「お前ももう少し年取ったらわかるぞ。これはかなりきつい。あ、グリフに乗ればすぐじゃね?」
「...あ」
「あー、でもなー、あいつも疲れてるだろうしな。昨日までお前の相手してたし
レイナは腕をみるみるあげて今じゃグリフにも引きをとらないほどになっている。
「すみません、グリフちゃんは休ませてあげましょうか」
「あーあ、となると歩くしかないのか。よっこらしょっと。ふぅ」
シグルドは立ち上がり、山小屋を出た。
「...シグルドさん本当は何歳なんだろう...」
レイナも後を追うように山小屋を出た。
「やっと山頂か、ここからは下りなんだな。はぁ....」
シグルドはタメ息をついた。
「どうしたんです?早く行きましょうよ」
レイナはかなりのスピードで下りていく。
「下りの方が体力使うからな...」
シグルドは山に入ってからずっと愚痴をこぼしている。
「シグルドさーん!早く、早く!」
レイナは下の方で手をふっている。
「...若いっていいね~」
シグルドはゆっくりと下り始めた。
そろそろ火が沈むというころ、
「無事こえられましたね」
「はぁ、本当疲れた」
山を下りきっていた。
「火竜もでなくて本当に...」
「あー、この山に火竜はいないぞ」
「..え?」
「正確にはいたが、もういないだな」
シグルドは衝撃の言葉を言った。
「えっ?どうしてそんなことを知ってるんですか?」
レイナは当然の疑問を口にした。
「5年くらい前かな?ロイと一緒にこの山にきて火竜を全体倒したんだよ。そして巣にあった卵も潰したからここに火竜はもういない」
「じ、じゃあなんでそんな嘘を...」
その質問に対するシグルドの答えは
「そこら辺ならまだしも山で野宿なんてしたくない!」
と、かなり個人的な意見だった。
「...なんでこの人の心は読めないんだろう...」
レイナはかなり小声で呟いた。
「ま、過ぎたことだ。気にするな」
シグルドはそう言ってまた歩き始めた。
「ほら、行くぞ。もう少しでパイヤンが見えてくる」
「...はい」
レイナも歩き始めた。
十分ほど歩くとパイヤンが見えてきた。
「レイナ、パイヤンが見えてきたぞ」
「あ、本当ですね。やっと着きました...」
レイナはその場に座りこんだ。
「ほらほら、立てよ。今日は宿で休むぞ」
シグルドはレイナに手を差し伸べた。
レイナはその手をとり立ち上がった。
「さて、ロイ。待ってろよ...」
一応今回が第二章の最終話でした
第三章の説明を少ししますね
三章ではロイの話となります
ロイの回りの事、シグルドとの対立の裏側
などなどを書かせていただきます
これからもよろしくお願いします




