第十二話
戦闘シーンがうまく書けない...
シグルドとリオンの拳がぶつかり合う。
力はほぼ互角、スピードはシグルドが上。しかしシグルドには素手での経験が足りず、技量で押し負けている。
「こんなもんじゃねーだろ!」
「当たり前だ、『重力門』」
シグルドはリオンにかかる重力を十倍にした。
「くっ...」
リオンは耐えきれずに膝をつく。
シグルドはそのすきにリオンに攻撃しようと近づく。
「はぁぁぁぁーーー!!!」
リオンは自分の魔力を放出し、シグルドの魔法を打ち消した。
その気迫に一瞬シグルドは怯んだ。
リオンはその怯みを見逃さず、回し蹴りを放つ。
シグルドはワンテンポ遅れて防御するも耐えれずに吹き飛ばされる。
「おいおい、がっかりさせんなよ。やっぱ武器ないと駄目なのか?」
「ちっ、仕方ねぇ。その目でしっかりと見ておけよ」
そう言うとシグルドは精神統一を始めた。
シグルドの魔力があふれでる。そして、シグルドの隣にあふれでた魔力があつまっていく。
「......『偽物門』」
シグルドがそう呟くと魔力が白い光を放った。
リオンは光に耐えきれずに目をつぶった。
光がおさまり、リオンは目を開けた。
「なっ...!」
リオンは目を疑った。
目の前にシグルドが二人いたからだ。
「「片方は偽物だ、一定以上のダメージを与えたら消える。戦闘能力は本体と変わらん。さて、お前はどう戦う?」」
二人のシグルドは同時にいい放った。
リオンは見た目で判断しようとしたが、すぐに無駄だということに気づいた。
なぜなら、先ほどの戦闘中についた服の汚れがまったく同じ場所についていたからだ。
「は、おもしれぇ。こいや!シグルド!」
「「叩き潰してやるよ」」
「...シグルド、大丈夫かな...」
エグバードの説明を受けたロイは宿舎に戻ってきていた。
どうやら、仕事は時間制のようでロイは夜勤になったらだ。
「なんでここにシグルドの刀があるんだろう?なにかあったのかな?」
ロイはシグルドがとばした刀を見ながら言った。
「まったく...追い付ける気がしないよ...」
二人のシグルドがリオンに向かう。
一人が隙を作り、もう一人は急所を狙う。
「ちっ、一人でもけっこう厄介だったのに二人とか論外だぞ」
「「グダグダ言ってんじゃねぇー!!」」
シグルドの膝蹴りがリオンの鳩尾に入る。
「ぐっ...!」
少しの怯みも見逃さずに足払いをかける。
倒れるリオンにシグルドは馬乗りになる。
「これで終わりだ」
そう言うとシグルドは拳を振り上げリオンの顔面にーーー当たらなかった。
「あーあ、今回は帰るわ。さすがに今はむりそうだ」
リオンはいつの間にか100mほど先にいた。
「「なにをした」
「なーに、魔法具を使っただけだ。これは魔法と違って探知されることもない。便利なもんだよ。じゃあな」
そう言い残しリオンは消えていった。
「ちっ、逃がしたか」
シグルドは指をパチンと鳴らし偽物を消し、『転移門』城に帰った。




