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村良野

ふと、村良野から連絡があった。大学以来返事がなかったから、まんざらでもなかった。さっそく、その内容を見てみる。


久しぶりだな。今日遊ばないか?


私は、OKとだけ返した。一通り仕事を終え、人でごった返す地下鉄を何ととか耐え、薄暗くて狭い地下道を出てその先にある小さなベンチのあるスペースで待っていた。しばらくすると、作業着を着た髪の毛がボサボサの男がやってきた。村良野だ。


悪い。仕事が遅くなっちまった。

気にしてないよ。


とりあえず、野菜たっぷりの大盛りラーメンを食いに行った。僕は無心で食べたかったのだが、彼は、いろいろと理屈っぽいことを話す。仕事っていうのは自分を強くするためにあるんだ、とか、俺はそれでも汚いものを見て嫌になっるんだとか、彼は彼で、いろいろと苦労しているのだ。理屈っぽい話は、理屈で返せるので彼との会話は楽であったが、次々と話を振ってくるから面倒になって、最後にはラーメンに集中したら、彼も黙った。

彼のアパートが近くにあると言うので、今日は泊まらせてもらうことにした。相変わらずの理屈話に、疲れた頭には堪えたが、何とか切り抜け、アパートに着いた。大学以来の相変わらずのゴミ屋敷であった。私は彼の性質がそれを生むのだと分かっているから、それについては何も言わなかったのだが、床には納豆のカスや、ベタベタと汚れたフィギュア。歩くのにも苦労するほどだ。それでも自身はオタクだと主張する。たしかに、好きなコンテンツの知識はものすごく、私のことなど構わずに話を止めないのだ。話半分で聞いているから、途中それはどういう意味かわかるか?って言うから分からないと答えるしかない。

彼とは、一晩中酒を飲みながらゲームをやり眠くなったので、適当なスペースを見つけて彼とは対になって雑魚寝した。足を伸ばすことができなくて、体勢がきつかったが、日々の疲れもあって、いつの間にか眠りに落ちていた。

気づけば日の光が窓から注いでいた。相変わらず物が多い様子を見ると目も疲れる。私は身支度をして、仕事が早いからと、さっさとこのアパートを後にした。

おそらく次返信があっても、遊べないと返信するかもしれない。彼に振り回されるほど、心の余裕がないからだ。

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