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39話:薫子の秘密と祖父母のUBS口座

 私も詳しく聞いていないのですが、祖父母は、ロシアに住んでいたユダヤ人で、金融業をして裕福だったが、ロシアを追われて、はるばる、長旅の末、ポーランドに移り住んだ。


 その後の第2次世界大戦でドイツのユダヤ人狩りを逃れて、大金を使い、シベリア鉄道の列車の切符を買って、満州へ、そこから、日本に渡ってきたと聞いていると話した。へー、すごいねと、清水が驚きの声をあげた。


 スイス銀行は、今はないが、多分、UBSやクレディ・スイスが有名だから、口座番号を照合してもらえるかもしれないと言った。良かったら、手伝ってあげようと言い、何だか、わくわくするねと言った。


 現在は、インターネットと言う便利なものがあるから、UBSやクレディ・スイスに直接、英語で書いて、調べてもらえるはずだよと伝えた。すると、是非、調べてくださらないと、薫子が言うので清水が了解と答えた。


 翌日、UBSとクレディ・スイスに、清水が、奥さんが日本語で書いた文章を英語にして、口座の確認調査をお願いする文章を送り、口座を作成した時期と、祖父母の氏名と母の名前を書き込んで送った。


 約1週間後、UBSから、以前のスイス銀行のプライベートバンク部門に、該当する口座が見つかったと連絡が入った。それによると、口座には、ゴールド・バーが200オンス「5670g」と100万スイス・フランが、預けてあるとの回答。


 東京にあるUBS東京支店に、口座を作ってもらえれば、そちらに移す事ができると書いてあった、但し、祖父母か、母の所有物であるものを持参するか、パスポート、その他、肉親を証明するものを提示していただきたいと書いてあった。


 1フランが117円であるから100万フランは、為替手数料抜いて11600万円、金、200オンス「5670グラム」で、手数料抜きで3800万円の合計で、15400万円となる。


 これを聞いて薫子が驚いた。証明する資料はと、清水が、薫子に聞くと、裏にサインの書いてある祖父母の写真と母の写真があると言った。それに、昔、作った、自分の古い、パスポートもあると言った。


 そして、翌週、UBS東京支店に、訪問目的を伝えると、2015年5月11日、11時に、大手町のUBS東京支店の受け付きに来て欲しいと言われた。言われた通りに、清水と薫子が、UBS東京支店を訪ねた。


 そして、受付で要件を話すと、部屋に案内された。その後、担当の斎藤さんが、要件は承っておりますので、口座名義人に関係する資料を見せてくださいわれた。それに対して薫子に聞くと、裏にサインの書いてある祖父母の写真と母の写真。


 それに、昔、作った、自分の古い、パスポートを見せた。それを見ながら、斎藤さんが、それにしても、こんなに古い預金の清算を東京で、行うのは、きわめて珍しいと言った。


 また、最近、世界中で、スイスの銀行が、ナチスに協力したとか、好ましくない情報も出ていますと言った。そこで、基本的には、昔の、特にユダヤ人の口座に関しては、極力、返還するように協力しておりますと述べた。


 しかし、詐欺や偽りは許せないので、チェックは、厳格に行いますと言った。最初に裏にサインの書いてある祖父母の写真と母の写真をじっくり見て、後ろのサインについてもルーペで、しっかり点検した。


 次に、薫子さんの古いパスポートを見て、隅々までルーペで確認した。解散した形跡は、ないですねと言い、安心した様で、間違いなさそうですねと言った。そして、古いパスポートの横文字のサインをもらいますと言た。


 その後、書類を持ってきて、書類1つずつ、内容と目的まで、詳しく説明した。合計、5ケ所に、サインを終えた。時間が13時、近くなっていた。すると、斎藤さんが、長い間、UBS銀行に、預けていただいてありがとうございますと言った。


 そして、別室に昼食を用意しましたと話した。斉藤さんが、その部屋に案内してくれ、パンとチーズ、ステーキ、サラダ、珈琲を大きな2つのプレートに出してきた。そして、斉藤さんが、食事が終わったら、電話で、お知らせくださいと言い部屋を後にした。

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