28話:薫子が週2回の英会話教師になる
最後に、横浜駅東口、そごうの読売系のカルチャースクールでも大学卒業ですかと聞かれ、高卒ですと答えると、途端に反応が冷たくなったのを感じた。また、駅を降りてから、10分以上もかかり、ビルの中の教室の場所もわかり難く感じた。
2週間後、朝日新聞系のカルチャースクールから電話が入り、採用しますと言い、時給3千円と交通費の条件ですと言われた。7月の第一火曜日11時から来て下さいと言われた。言われたとおりに出かけ、最初の日は、清水も一緒に行った。
すると、10時半に行くと、早く来られたのですねと、マネージャー風の男に言われ、ちょっと別室で話して良いですか言われた。すると、こっちの事情ですがねと言い、新しく女性の教師を入れるとわかると、もう1人の女性が、怒っちゃいましてね。
私に、何か不満あるのですかと言いだしたというのだ。彼女は、積極的で能力もあるのですが、ワンマンで、実のところ、男性教師も困っていたのですよと言った。あまりひどいので、やめてもらおうと思っていると述べた。
そこで、彼女がやめたら毎週火曜、木曜、1時間、働いてもらって良いですかと聞くので、えー、結構ですと答えると、安心したように助かったと言った。もし、彼女が途中でやめても来てもらえますねと聞くと了解ですと答えた。
自宅も近いし、他に、仕事してないのでかまいませんというと、週2日勤務になるとわかったら、直ぐに電話させていただきますと、言い、マーネージャー風の男が頭を下げた。
翌週、電話が入り、2013年7月から火曜、木曜の週二回勤務して下さいと、マネージャー風の男から電話が入り、了解しましたと答えた。電話口で、あの女性の怒りが収まらず、やめると言い出した
そこで、これ幸いと、退職してもらう事にしましたとうれしそうな声にかわった。やがて7月、第一週、火曜日、7月2日、薫子と清水は、電車で横浜駅に向かった。
そして、清水が、本屋を見たり、横浜を散歩しているから、必要だったら電話してと薫子に言い、もし電話なかったら、適当な時間に、1人でマンションに戻ると薫子に言って、わかれた。
その後、1時間して、日産のショールームを見たり、本屋を回ったして12時15分になり電話がはいらないので、清水は、少し買い物をして、自宅のマンションに帰った。
そして、15時頃に、薫子が帰ってきて、今日、授業が終わり、歓迎会をかねて、昼食会に誘われて、みんなと昼食を取り、その後、喫茶店で歓談してきたと言った。男性教師は、大学の英文科の元教授だと言った。
生徒達もアメリカ生活を送った人が3人、商社勤めた人が4人、理系出身者で畑違いの英語を学びたいという人が2人、金持ちの老人が6人で、男女比は半々だと言った。
そして、以前の女教師については、生徒の方も、毛嫌いして、自分から退職してくれ、みな喜んでいたと語った。そして、今後も楽しく、英語を学んでいきましょうということになったらしい。
生徒さんは、知的レベル、生活レベルも高く、人生経験豊かで、雑談を聞いていても興味深いことばかりよと、薫子も喜んでいた。それは、良かったねと言うと、これから退屈しないで楽しいと言った。
それじゃー、私の2人きりの生活は退屈で、つまんないみたいじゃないかと言うと、そんな事ないわよと言い、抱き付いてキスをした。まー、良かったよ、君が喜んでくれてと言った。
何から何まで、本当にありがとうと言い、亭主が死んでから、どうやって生きて行こうと不安に思っていたのよと言い涙を流した。そこで、もう大丈夫だよと、清水が薫子を強く抱きしめた。
これからの人生を一緒に楽しもうと言うと、ありがとうと言いながら号泣した。少しして、落ちついた所で、みなとみらいのショッピングモールへ言って、旨い魚を買ってきて、料理を作ってくれと清水が薫子にお願いした。
すると、任せておいてと言った。そして、2人で自転車に乗って、ショッピングモールへ出かけた。八百屋、肉屋、最後に魚屋に行くと、美味しそうなイカが入ってたので、刺身にしましょうと良い大きいイカを4つ買い内臓を取り除いてもらい購入。




