ものたりない
レイが家に帰ったその日町でぶらぶらしていた僕は、特に行くところもなく一人で狩りをすることはできそうにないのにギルドに来ていた。
「あれ?あんたいつものうるさい嬢ちゃんはどこに行った?まさか喧嘩でもしてパーティ解散しちまったかwまあ冒険者ならよくあることだ。気を落とさずな、あんな美人もったいないことをしたな。」
「いや今日は用事があるらしいからたまたまいないだけだ。すぐ帰ってくるさ、あいつがいなくてちょうど気が楽なくらいだ。」
「おいおいそりゃないだろ。なんだかんだあんたも楽しんでいるんだろ。」
「そんなことはない。」
ごついフルプレートのアーマーを付けた女戦士に声をかけられた。元気のある二人組に見えたらしくいつも目に留まっていたらしい。女戦士というよりはバーサーカーって言葉が似合いそうなくらいガタイのいい人だ。そんなに騒がしくしてたっけ、学校の授業中によくある騒いでいる本人たちは騒いでいいと思っても周りから見ると騒がしく見えるみたいな感じかな。たしかにつねにレイに絡まれていたからな騒がしかったかもしれん。特にギルドに用事もないし声をかけていちいち答えるのも面倒だからもう宿に戻ってゆっくりしてようかな。
サテライトにつくとセナさんから予想通りの声掛けをされた。
「拓海くんおかえり~あれレイちゃんは一緒じゃないの?」
「レイは用事で3日ほど家に帰ったのでいないです。
」
「そっか、寂しいね~今日お風呂一緒に入ろうと思ってたのに。拓海一緒に入る?」
「ちょっセナさんマジですか、一緒に入ります!」
「拓海くん冗談だってば笑。がっつきすぎ~レイちゃんに報告しちゃうよ?」
「もう、セナさんからかわないでください。」
セナさんにからかわれて体全身がポカポカしてきたぞ。やばい、顔真っ赤になっているじゃないだろうか恥ずかしい。早く部屋に行こう。僕は急いで部屋に駆け込んだ。




