あんかけ
「ふぉおおっ!リフレーッシュッ!?」
芸人のようにもがいていた教頭だったが、小刻みに痙攣し大仰向けで動かなくなった。
ペチャリと仰向けに転がりその虚ろな目に理性の光がともる。何かを確かめるかのような動作をするそのゲル塗れのが絵面が汚らしい。
「…はっ…はっ、わ、ワシはいったいなにを…」
「教頭先生?大丈夫ですか。」
「あぁ、キミかワシは今まで何をしていたのだ」
「僕らにもわかりませんけど…。」
「みんな大変よ!アンダ先生が…」
「アンダ…そうだ。アンダからコーヒーで書類がたくさん…」
「教頭先生、落ち着いてください。何を話したいのかわかりません」
「なんでワシは、なんと愚かじゃったのだ」
「大丈夫です!まだ先生ならやり直せます」
「おぉ、なんと情けない」
ゲル塗れで嗚咽を漏らし始めた教頭にピンク頭の娘が励ますがゲルには近寄ろうとしない。
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正気に戻ったらしき教頭を遠巻きに何やら生徒に確認されている。
あの状態はボケではなく何らかの状態異常だったようだ。
―死ねばいいのに。
いよいよ御臨終かと期待しただけに落差が激しく、私はガジガジと爪を噛んで悔しさを露わにする。
気持ちよさを追求し生まれた魔法では、やはり人を殺せる訳もなし。むしろ、衝撃を吸収するプチプチくんなみに急所をカバーしていたかもしれない。
まさか逝った後の賢者タイムじゃなかろうな。
穢らわしい穢らわしい穢らわしい穢らわしい穢らわしいetc…はなんで早朝割引無くなったんだ腹が立つ。ふざけんな。
北もミサイル開発する金あんだからもう支援なんかしないで以前までの支援した食料代金請求してやればいいんだ。
「アティ意味分からないから頭の上でブツブツ言うの止めてくれないか」
「ごめんエリック後悔で止められそうもないわ?」
攻撃魔法ないのが悔やまれますわ。
しかも、あのピンク頭は守備範囲が広いのか、何教頭を励ましてんの腹が立つ。
「…ローション塗れになる勇気もないくせにイイコちゃんぶりやがってあのピンク」
「アティ私もアレには入りたくないからな」
「エリックは黙ってて、ヒロインにはヒロインの道があるのよ」
「言ってる意味がわからないのに武人みたいな受け答えされたし…」
わからなくて結構。
オトげーじゃないんだから、逆ハーもクソもないしにゃ。
「とりあえず、水で流してやるくらいすりゃいいのにね?」
「汁まみれの廊下に水を撒く頭になれる奴は早々にいないと思うが…」
あんだけ、ローション塗れなんだから今更でしょ?
「むしろ、やるなら今でしょ?」
「(°□°;)」
エリックは何で驚いてるの。
騒ぎのドサマギに火事場泥棒とイタズラは当たり前よ?
借金のカタに美少女と、魔王討伐直後の勇者暗殺は鉄板じゃないの。
「「((°□°;))ぶんぶん」」
表情豊かになりましたね。これも私の教育(反面教師)の賜物に違いありませんね。
後は、エスコート出来るようになればモテると思う。
侯爵だと役に立たなかったから、奥方様に訴状の文でも送ろうかしら?
冗談はさて置いて、望んで人身御供になる人はいないのね。
ローションの粘りがもっと強かったらなー。
ゴキホイホイみたいに身動きとれない姿で胸のつかえも取れそうなのに…。
社会的には死んだだろうか。でもまだあんなんじゃ全然足りないんだろうな?
―あ゛あ゛死ねばいいのに。
私の資料返せバーカバーカ。 とは、口が裂けても人には言えません。
こう見えて実は気は弱いほうで内弁慶だったりしますからね―。
オブラート二枚重ねの優しさが欲しい




