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底辺男のミセカタ 〜ゴミスキルのせいで蔑まれていた俺はスキル『反射』を手に入れて憎い奴らに魅せつける〜  作者: 筋肉重太郎
第二十五章 第二防衛基地での契約

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足元にすら

 毎日投稿をここまで続けられていることが神。

 振り上げた剣は田中伸太に当たる……



「ほれ」



 前に、デコピンで弾き飛ばされ、逆に俺の肩を切り裂いた。


「……この程度なら問題ないな。ブラックやっていいぞ」


「ワン!」


 田中はデコピンをした指を数回スナップさせ、感触を確かめると、何かに満足したのか、隣にいる犬に声をかけて自分の前に出した。


 一体何を狙っているのか? スキルは動物に宿らない。舐めるのも大概にしろ。そう思って犬に向かって行った。









 ――――









 数分後、ただの犬に殴りかかった結果、ものの見事にボロ雑巾にされた。


「……!? ……!? !?」


 あまりにも驚きすぎて、言葉は愚か、うめき声すら出てこない。あまりにも一方的な戦いだった。


 攻撃を躱わしたと思ったら、尻尾が鋭利な刃物に変わり、小型犬の体格でぴょんぴょん飛び跳ねながら、関節を重点的に切り裂いてきた。


 おかげで、こちらの体は関節の痛みによってだんだんと鈍くなり、デュールウィングを振るう動きも読みやすくなってしまった。


 後は調理。関節以外のところも切り裂いて、まるで揚げ物のように前と後で姿が変わり果ててしまった。


「はぁ……はぁ……」


「ハハ……まるでトマトが潰れた後みたいになっちまったな……はぁ、一方的すぎておもろくもねぇ……」


 すると田中は座り込んだ俺に、先ほど見せた鉄球を飲ませようとする。


「……!」


 が、鉄球を飲ませようとするということは、それすなわち俺に近づいたということ。戦闘中に近づくということは、俺に攻撃のチャンスを与えるということだ。


(馬鹿め! 最初のラッキーパンチで格上になった時でいやがって!)


「……っ! ここだ!」


 俺のデュールウィングは破壊力重視。最初は当たる前に弾き飛ばされてしまっただけだ。しっかり当たればただでは済まない。


「よっ」


 そのデュールウィングの刃先を捕まえて……


「反射」


 田中に向かうはずだった衝撃が、なぜか俺の方へと()()()()炸裂した。


 炸裂する瞬間、耳に入ったのは、当然ながら田中の声。


「んじゃ命令だ。俺の正体を秘密にするのは当然だが……これから先、お前らのお姫様のお願いに全て"ノー"と答えろ。本当なら内部の情報も伝えて欲しいが……まぁ、いくら何でもそれは無理だろうな。ま、そこら辺は任せる。せいぜい思い悩んでくれ」


 その後、脳を揺らすほどの衝撃に晒され、体中の激痛とともにゆっくりと意識を閉ざしていく中、最後に思ったのはこの言葉。





(負けた……? 俺が……田中なんかに……? 足元にすら……いや、戦いにすら……なっていたのか?)





 桃鈴様からの想いでも負けて、力ですら負けたら……一体、俺たちには何が残っているんだ?









 ――――









 東京第二防衛基地。黒ジャケット……田中伸太により壊滅。

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