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45話 事件解決です!

失踪していた子どもたちはみんな無事で、レベッカの転移魔法でフィヨールの街に転移する私。


「ついたぞ。うむ、フィヨールで間違いないの」

「わぁ、帰ってきた!」

「あ、あの…」

「なんじゃ?」


もみもみ


「その、りょ、両手で胸を揉まないで頂けると…」

「よいではないかよいではないか。そもそも極上の乳を持つお主が悪いのじゃ」


そんな痴漢みたいなこと言うな!


「もうっ!」

「おっと、残念。…いや、冗談じゃ冗談。剣をしまえ」

「次はありませんからね!」

「ちとやりすぎたようじゃの。さて、まずはどうするのか?」

「ええ、まずは冒険者ギルドに報告と子どもたちの身元の照会を頼もうと思いますわ」

「そうか、では行くとしよう」


----------

フィヨール冒険者ギルド・所長室──


道中で普段着に着替え、冒険者ギルド受付でクエスト達成の報告と保護した子どもたちの引渡し、身元の照会を依頼した私は所長に呼ばれレベッカと共に所長室に来ていた。


「まずはお疲れさん。お前さんはよくやってくれた。失踪事件について集中して調査をしてくれた挙句、こんな短期間で全員を連れ帰ってくるなんてね。報酬は弾んどくよ」

「ありがとうございますわ」

「それで?そっちの連れているのが犯人かい?」

「い、いえ違いますわ!」

「よい、アイシャよ。我が話そう」


そう言ってレベッカは私を手で制し1歩前に出た。


「フッ、口許がニヤけておるぞ、ローズワンド」

「カッカッカ、やっぱりあなたは騙せませんねぇ。さて、お久しぶりです、レベッカ様」

「うむ。息災のようじゃの」

「ええ、おかげさまで。それにしても驚きましたねぇ、今まで情報の秘匿を続けていたあなたがこうして公の場に姿を表すなんて」

「少しばかり考え方が変わっての。我が隠れ住むようになった理由はお主も知っておる通りじゃが、時が経ち我以外の民が狙われるようになったようじゃからの。昔のように我が矢面に立つことにしたのじゃ」

「そうなんですねぇ」

「あの…お二人はお知り合いなんですの?」

「うむ。このババアが現役冒険者をやっておった時代からの仲じゃ」

「といってもアタシが年寄りになってからだけどね」

「そうなんですのね…」

「さて、レベッカ様、これからどうされるので?」

「む?そうじゃの…アイシャよ、お主はどうする?」

「わたくしは居住地であるカルストに帰ろうと思いますわ」

「ほう?そうかそうか。では我もついて行くとしよう!」

「はい!?」


----------


結局、レベッカがうちに来るのを拒むことは出来なかった。


『1人暮らしなんじゃろ?1人増えたところで問題あるまい。家事は我がしよう』

『金の問題か?そうじゃのう…。よし、我も冒険者になる!』


こんな感じでとことんゴリ押ししてくるから最終的に頷いてしまった。まあ私としても?あんな巨乳美女とひとつ屋根の下で暮らせるならご褒美ですが?




今後についての話をしようと『月夜の兎亭』への道を歩く。レベッカは今日は冒険者ギルドの宿泊室を利用するとのこと。


「ただいま戻りましたわ」


『月夜の兎亭』の玄関扉を開ける。

キィという音と共に開かれた扉の先には──


「アイシャお姉さん、おかえりなさいっ!」


ミミちゃんが元気いっぱいに出迎えてくれた。そうだよ、やっぱりこれがなくっちゃ。

ミミちゃんはにぱーと満面の笑みを浮かべているけど、目元が少し赤い。隣にはラビさんとケイさんもいて、2人とも目元が赤くなっていた。きっとそういうことなんだろう。


「アイシャさん、この度はなんとお礼を申し上げればよいやら」

「ミミを助けて頂いてありがとうございます…!」

「いえいえ、ご無事でよかったですわ。それにミミちゃんを助けていたのは『血の魔王』ですし」

「なんと、レベッカ様ですか!?行方不明になっていたはずでは」

「いいじゃない、あなた。どちらにせよ、ミミは無事だったんだから」

「それもそうですね。アイシャさん、このお礼はまたいつか必ず」

「はい、かしこまりましたわ。ありがとうごますわ」


その日のご飯は一段と豪華でとても美味しかったです。


----------


「そうですか…。明日にもカルストへ戻られるのですね。寂しくなりますね」

「突然で申し訳ございませんが、本来の活動拠点はあちらですので…」

「いえ、いいんです。ミミには既に?」

「ええ。『行っちゃやだー!』と泣きつかれましたわ」

「やっぱり?ミミがごめんなさいね」

「いえいえ。またフィヨールに来た際にはこちらを利用させて頂くことと時折連絡をすることを約束し許してもらいましたわ。そうそう、皆さんもいつか機会があればカルストへ遊びに来てくださいまし。歓迎いたしますわ」

「ありがとうございます。そうですね、そのうち行きたいです」


さて、今日はできるだけ荷物を纏めて出発に備えられるようにしておこう。

最後までお読みいただきありがとうございます!よければいいねでの応援・星評価・感想コメント等をいただけると嬉しいです(作者のモチベにつながります)。次回ものんびりお待ちいただければ幸いでございます。

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