36話 調査2日目です
予約投稿指定失敗してて滅!
申し訳こざいませんでしたァ!!
調査開始から2日目、私はまず朝の人通りの少ない道を見て回る。ミミちゃんがいなくなったのはお昼より前と考えられるし、人攫いが現れるなら人通りの多いところではない。だからこういった路地裏なんかを重点的に見ているんだけど…。
「特に怪しい人影は見当たりませんわね…」
流石に相手も昨日の今日でと考える程馬鹿ではないようで、怪しい人物は見当たらなかった。代わりに路地裏から突然露出狂が現れ私の目の前で一物をボロンしてきた。こいつか、昨日の聞き込みでいた変質者ってのは!
「成敗ですわ!」
「えっちょ、ぎゃああああ!」
とりあえず組み伏せて気絶させる。ゴールデンボールを蹴らないだけ慈悲深いと思ってもらいたいところよ、まったく。
「丁度いいですし、軍への土産物として持っていきましょうそうしましょう」
私は変質者を俵担ぎにし(仰向けで)、軍の詰所まで連れていくことにした。なんか腰がギリギリいってるけど気のせいでしょう。
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宮殿前広場から西へ約200メートル、魔国国軍指揮所兼陸軍中央基地及び騎士団本部──
「あの、すみません」
「はい…って、えぇ?」
私は軍と騎士団の基地に趣赴き、門番の任務中であろう騎士に話しかけた。彼は(主に私に担がれているモノを見て)綺麗な二度見をかまし、その後要件を聞いてきた。
「わたくし冒険者ギルドの依頼で少年少女失踪事件を調査している者なのですが、お話頂ける情報があれば頂戴したいと思うのですが。あとこれは土産ですわ。取れたて新鮮の変質者ですの」
「は、はぁ…。えっと、まずはその変質者は騎士団が管轄ですからそちらへ送って頂けると助かります。それと失踪事件については陸軍第1師団が調査しているので、そちらへ」
「かしこまりましたわ。ありがとう存じます」
「い、いえ…。朝から大変ですね…」
ほんとにね。何が悲しくて朝もはよから露出狂をしょっぴかにゃならんのよ。
騎士団詰所にて──
「おう、あんたがギルドからきた冒険者だな?話は聞いてる。と、そいつが例の馬鹿か。ったく、こんなだらしねぇ身体で女性の前で露出とは…。同じ男として深く謝罪させてもらう。悪い!」
「い、いえ。そこまで気にしておりませんわ。…正直『ちっさ』と思いましたし」
「ガッハッハッ!あんた中々面白い嬢ちゃんだな。まあ、こいつは俺たちでしっかりと根元から更生させっからよ。またなんかあったら遠慮なく来てくれよな!」
騎士団の団長さんに話が伝わっていたようで、詰所に行くと団長さん自らが引き取ってくれた。この団長さんは漢というか、「親方」がしっくりくるタイプの人だ。身分や威厳はそこまでだけど、部下からの信頼が厚いタイプと思われる。
さて、事件については陸軍第1師団管轄だって言ってたっけね。
魔国陸軍第1師団詰所──
「あなたが冒険者ギルドから来た方ですね。どうぞこちらへ」
「失礼いたしますわ」
「どうぞおかけください。さて、では早速こちらからの情報を──と言いたいところですが、まずは両者のすり合わせから始めましょう。名乗りを忘れていましたね、私は第1師団の師団長を務めております、ラングと申します。どうぞよろしく」
「これはご丁寧に。わたくしはCランク冒険者のアイシャと申しますわ」
「それではまず、アイシャさん。あなたの保有している情報について、いくつか伺っても?」
第1師団の団長はラングという人。誠実そうだけど、瞳の奥に常に狡猾さが潜んでいてどこか腹黒そうな雰囲気がある。
「ええ、よろしくてよ。ですが、わたくしが情報をお伝えすることで、そちらも手の内を明かして下さいますわよね?」
「ふふ、なるほど。こちらの考えは読まれているということですか」
「しだんちょー、またそうやって狡いことしたら奥さんにどやされますよ?」
「な、ちょ、待ってくれ!マロンには、マロンには!私はマロンの前では正直者でいたいんだ!」
「だったら普通に情報交換すればいいじゃないっすか〜。無駄に詐欺師みたいなことしようとするからそうなるんすよ」
あ、違うわこの人。ただ奥さんゾッコンな上に格好つけたがるタイプの人だ。まあ、こうやってすぐ素が出るのは人気が出そうなタイプよね。
「はぁ…。アイシャさんすみません。普通に情報交換しましょう…」
「あ、はい。わたくしが知っているのは、裏路地で怪しい人物がコソコソしているらことがあるということと、西門で怪しい集団がいたということですわ」
「裏路地で…。なるほど、では裏路地の見回りを増やすことにしましょう。そして西門の件は我々も通報を受けております。しかしどうにも尻尾を掴めず…」
「その時の調査について少し伺っても?」
「ええ、いいですよ。えーと、マックス!ちょっと来てくれ!」
「はいはい、どうしました師団長」
「こないだの西門の調査について教えて欲しいとのことだ」
「あー、了解です。西門で怪しい集団を見かけたという通報を受け現場へ急行しましたが、通報にあった馬車は既にいなくなった後。しばらくは轍が残っていましたが、近くの森に入った途端轍が消失。その後周辺を捜索しましたが馬車はおろか馬すら発見できず。現場には女性のものと見られる蒼銀の髪が1本落ちているのみでした」
「なるほど…。その森が怪しそうですわね」
「そうですな。しかし我々も何日も1つのことを調査できるほど余裕がなくその後の調査は出来ておりません」
「アイシャさん、普段であれば私たちにもプライドというものがありますので、この事件は我々が解決する!と意固地になるところですが、今回ばかりはそうもいかないでしょう。持ちうる全ての情報をお渡しするので、是非解決へ導いて頂きたい」
「かしこまりましたわ、全力を尽くしますわ」
結構進展があったかな?森が怪しいということがわかったので、後で門のあたりを調べるついでに森も調べてみよう。
…ところでラングさん、キャラ変わりすぎでは?
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