表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

11/43

10話 昇級しました、ダンジョン行きます

「おめでとうございます、アイシャさん。あなたの活動が認められ、この度Eランクに昇級となりました」

「おぉ…ありがとうございますわ」


どうも、冒険者ギルドに行ったら昇級を言い渡されたアイシャです。

いやー、長いようで短いFランク生活でした。


……1週間くらいだったけど。


「アイシャちゃんおめでと〜。これでダンジョンに行けるね〜」

「ルナ先輩、ありがとうございますわ」


隣でにこにこしていたルナ先輩からも祝福を頂く。

これで晴れて(ルナ先輩を含むDランク以上の冒険者同伴ではあるが)ダンジョンへ行く権利が貰えた。


「ダンジョンはクエストよりも収入が増え、またダンジョン産の素材や装備が手に入る反面、魔物が強く危険度が高いです。突入される際は入念な準備と、撤退する勇気を持って行ってくださいね」

「かしこまりましたわ」

「いざという時はわたしに任せてね〜」


受付嬢のお姉さんからのありがたいご助言も頂き、私たちはそのまま近場のダンジョンへ行くことになった。


「あ、わたくしバイト着持ってきますわ。もし時間がかかって一時帰宅ができなかったら大変ですから」

「そう?じゃあ待ってるね〜。気をつけてね?」

「勿論ですわ」


爆速(自己比)で帰宅した私はバニースーツ1式を最近買ったマジックバッグ(1つ5万レソ、懐のお金はないないなった)に入れ、ついでに冒険者装備に着替えて超スピード(自己比)でルナ先輩のところへ戻った。


「おかえり〜。あ、着替えたんだ〜」

「はい、この方がいいかと思いまして」

「うんうん、そうだね〜。じゃあわたしも着替えようかな〜」

「へっ?」


こ、ここ屋外だよ!?そんな、いきなり生着替えなんて──


「えいっ」


なんて──


あれ?


「一瞬で衣装が…」

「あ〜、そっかぁ。アイシャちゃんは知らないよね、早着替えの魔法」

「そんな魔法もあるのですか!?」

「うん、あるよ〜。教えようか〜?」

「ぜひ教えてくださいまし!」


早着替えの魔法を教えてもらった。

これで更衣時間なくなるぜひゃっはーと思っていたけど、ルナ先輩曰く燃費がすこぶる悪いそうで、毎日使っているとすぐ魔力切れを起こすらしい。だからここぞという時にだけ使うんだそう。

さっきのはここぞという時なのかな?


「何言ってるの〜?アイシャちゃんと初めてダンジョンに行けるのだから、ここぞという時でしょ〜?」


そうなのかな?そうなんだったら嬉しいな。なんか。


----------


そんなこんなで、私たち一行(2人)は近場のダンジョン、『蒼天の園』に来ている。


このダンジョンは比較的低レベルで、出てくる魔物も魔狼やスライム、奥に行くと異世界の定番ゴブリンだとか、巨大なコウモリなどが出現するらしい。


「ここの特徴なんだけど〜、下層に行けば行くほど洞窟っぽくなるんだよ〜。今はこんなに青空が広がってるんだけどね〜」

「そうなんですのね…」

「そうなんだよ〜。あ、早速来たね〜」


ルナ先輩が指さす方を見ると、魔狼が群れを成してこんにちは。


「魔狼、多いですわね…!」

「ふっふっふ〜。ここは先輩の腕の見せどころかな〜?」

「へっ?る、ルナ先輩?」

「見ててね〜?これが『2つ名』持ちだよ〜?」


と言った瞬間、ルナ先輩の姿が消えた。と思ったのもつかの間、魔狼のいた辺りからギャンという悲鳴が聞こえ、その方を見ると──


「あっはっは!遅い、遅いよぉ!」


超スピードで魔狼を翻弄し、一方的に蹂躙しているルナ先輩の姿があった。

あと、なんかめちゃくちゃ生き生きしてる。

呆気に取られている内に、ルナ先輩のワンサイドゲームは終わっていた。


「ふう、こんな感じかな〜?どうだった〜?」

「…あっという間でしたわ」

「そうでしょ〜?えへへ〜」

「ちなみになのですが…何をどうしていらっしゃったんですの…?」


速すぎて何してるか分かんなかった。なんかいつの間にか魔狼が消えてたんだけど?


「ん〜?そうだね〜、スキルと〜。この靴がヒントだよぉ〜」

「靴…?」

「そうだよぉ。これを…えいっ」


ズガァン!


「ぴゃっ!?」

「こんな感じで、斬撃を飛ばせるんだ〜。それに、使いこなせれば高速で移動できるんだよ〜」


こんな風に、と言ったルナ先輩が一瞬の内に10mくらい先に移動していた。そしてまた一瞬で私の隣に戻ってくる。


「これが『飛脚』の由来なんだぁ〜」

「すごいですわ…」

「えっへっへ〜」


ほわほわ〜という雰囲気で笑うルナ先輩。けどこの人たった今えぐい無双してたんだよなぁ。

ルナ先輩のスキルは『神速の祝福』というらしい。聞いたことがないけど、先輩曰くユニークかも〜?とのことだった。


「それじゃ、どんどん行こっか〜」

「は、はいですわ…」


私はずんずん進もうとするルナ先輩になんとかついて行こうと頑張った。


けど、ほぼほぼルナ先輩の無双でパワーレベリング状態でした。

とほほ…。

最後までお読みいただきありがとうございます!よければいいねでの応援・星評価・感想コメント等をいただけると嬉しいです(作者のモチベにつながります)。次回ものんびりお待ちいただければ幸いでございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ