表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
13/20

第十三話 オカンとケルベロス

 タケシとオカンは町に着き、

一目散にギルドに駆け付けた。


ギルド長

「お、タケシ、今回は無理だったか」

タケシ

「ベヒーモスは倒さへんかったけど

ベヒーモスの涙手に入れたで」


 タケシはベヒーモスの涙が入ってる

水筒を見せた。


ギルド長

「何だって?本当かよ?なら町の

調合師の所に持って行きな!」


 その日は休み、翌日タケシとオカンは

調合師が居る錬金工房へ向かった。

タケシとオカンは調合師に

水筒を見せて話す。


タケシ

「ベヒーモスの涙手に入れたわ

こん中に入ってんねん」

調合師

「ええ?本当ですか?すぐに

成分分析します。お待ち下さい」


 数分後、調合師が戻って来た。


調合師

「……信じられません。本物です。

あなた達一体どうやってこれを

手に入れたんですか?……」

タケシ

「それは秘密や。ただ剣を振り回すだけが

戦士やないんやで」

調合師

「信じられません、何十年ぶりの偉業です。

さあ、どうぞ受け取って下さい」


 タケシはベヒーモスの涙の報酬を

受け取った。

 タケシとオカンはギルドに戻る。

道中、噂が広まってたのか町の人達が

タケシとオカンに声をかけて来た。


「タケシ!ベヒーモスの涙手に入れたって

本当かよ!」


「タケシのお陰でエリクサーが作れるな!

ありがとうよ!」


「タケシ様~すご~い」


 タケシはまた町の人達から

信頼を手に入れたのであった。


 タケシとオカンはギルドに行き

ギルド長と話す。


ギルド長

「タケシ、どうだった?」

タケシ

「ベヒーモスの涙、本物やって

認めてくれたで。報酬も貰ったわ。

ほら見て」


 タケシは報酬の入った金貨袋を

ギルド長に見せつけた。


ギルド長

「おお~おまえやっぱ凄いな。

で、次はどうする?

装備強化してベヒーモス討伐するのか?」

タケシ

「いや、その事やねんけどな、

ベヒーモスの討伐依頼な、

取り消して欲しいねん」

ギルド長

「え?何言ってやがんだ、お前なら

倒せるさ、やるしかねえだろ」

オカン

「あの子は元々人間に何もしてへん

言うとったで。アンタらが

ベヒちゃんの涙欲しがってその為に

討伐依頼してるんとちゃうん?

この町に危害加えて無いのに

討伐依頼するなんておかしいやないの」

タケシ

「頼むわ、このままやったらアイツが

かわいそうやって」

オカン

「ベヒちゃんと約束したんよ。

固い事言わんと取り消したげえなアンタ」

ギルド長

「……わかったよ。まったく、

四天王の2体を倒してベヒーモスの涙まで

手に入れたアンタらに言われちまったら

もう断れないしなあ」


 ギルド長は討伐依頼掲示板にの前行き

ベヒーモスの討伐依頼書を引きはがして

クシャクシャと丸めてゴミ箱に捨てた。


ギルド長

「ほらよ、これでどうだい?」

タケシ

「ありがとうおっちゃん」

オカン

「アンタおっとこ前やないの~」

ギルド長

「いいって事よ。さて、次はどうする?

いよいよ残るは四天王最強のモンスター

ケルベロスだぜ、やるか?」

オカン

「ケルベロスて何やのアンタ」

ギルド長

「ケルベロスってのはなあ、

顔が3つある巨大な狂犬だ。

ベヒーモスと同じぐらいの大きさで

凶暴極まりねえ。町の住民も今まで

大勢被害にあって来た。

間違いなく最強のモンスターだぜ。

行くなら覚悟するんだな」

タケシ

「……オカンどうする?」

オカン

「行くしか無いやろアンタ」

ギルド長

「場所は西の廃墟城の更に西、

岩山付近だ。ケルベロスはそこに居る。

生きて帰って来いよ!二人とも!」


 タケシとオカンはケルベロス討伐の為に

再びママチャリで西へと進む。


タケシ

「なあ、道の途中やから、ついでに

ベヒーモスの所寄って行かへん?」

オカン

「そらええわアンタ。ベヒちゃんとこ

寄って行こ。

討伐依頼取り消したでー言うて」


 二人はついでにベヒーモスの居る

廃墟城に寄り、ベヒーモスを呼んだ。


タケシ

「おーいベヒーモスー」

オカン

「ベヒちゃーん」


 廃墟城の裏からズシンズシンと

ベヒーモスが出て来た。


ベヒーモス

「……お前達か、まだ何か用か……」

タケシ

「昨日ゴメンなー」

オカン

「アンタにかかってる討伐依頼、

取り消しといたでー」

ベヒーモス

「……本当か?」

タケシ

「約束守ったでー」

オカン

「これでもうベヒちゃんに

ちょっかいかける人おらんようになるで

ごめんねーほなねー元気でねー

ほな行ってくるねー」

タケシ

「ほななー俺ら今からケルベロス

いってくるわー」

ベヒーモス

「・・・・・」


 タケシとオカンは再びママチャリで

更に西、岩山へと進む。


タケシ

「いや~やっぱええ事したら

気持ちええもんやな~」

オカン

「アンタも成長したやないの~」


 タケシとオカンは西へと進む。

二人の目線の先に、不気味な岩山が

徐々に見え始めていた。


つづく

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ