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8.師匠

8.師匠


 俺は《蛾麗 雫》桜ヶ丘高校に通っている男子生徒でありソウルキリンガーでもある。さて今日は何をしてるかって?それは………………。


今俺は冬華とファミレスで食事をしている。俺はミートソーススパゲティを冬華はチーズハンバーグを食べている。


事の始まりは朝冬華に今日のバグル殺しの事で話があるからと言うことでファミレスに来たのである。


雫『それで話って?』


俺はある程度食べて冬華に聞いた。


冬華『バグルの事でちょっと…』

雫『…?』


冬華は少し考え込んで話し始めた。


冬華『昨日マナカさんから連絡があって』

雫『マナカさんって…冬華の師匠の?』

冬華『うん』


冬華はそう言うと一口食べて話し始めた。


冬華『マナカさん今この街の近くに来てるみたいなんだけど…昨日この街に何か強い力を感じたらしいの…』

雫『……強い力?それはバグルなのか?』

冬華『うーん…マナカさんの話しじゃあとてつもなく冷たい強い力みたい…多分だけど普通のバグルじゃない神属性の力をもつバグルね…』

雫『神属性……』


俺も冬華も気分が落ちる神属性とは今まで戦ったことがない未知の力そんな奴らと戦うとなるとキツい。そう俺が思っていると。


冬華『神属性の力を持つバグルは多分雫も知ってるはずだよ』

雫『はっ!?』


突然そんなことを言われたら驚かない訳がかない冬華は続ける。


冬華『いい…神属性の力は確かに未知数だけど…神属性の力を持つものは古来より神話に出てくる化け物だったり神だったりするのよ…そう例えばヒュドラとか麒麟とかそんなものよ』

雫『ヒュドラ!に麒麟!って』


俺は驚いて少し大きめの声を出してしまい慌てて声をおとす。


雫『ヒュドラとかって確かに神話に出てくるけどあれは空想上の化け物だろ?そんな現実に存在するわけ』


俺がそう言うと冬華は冷静に。


冬華『ええ存在するわ…古来の人達はそんな異質な力をもつ化け物を神として扱ってきたのよ…でも中には人を襲うものまで居るわ…だから私たちソウルキリンガーがいるのよ』


俺は突きつけられたら真実を確実に受け入れた。だがそれと同時に絶望する何せ相手はバグルとはいえ神だからだ。到底相手になるとは思えない。


雫『倒せるのか?そんな奴ら?…』

冬華『不可能ではないわ…まあでも気合いや勇気じゃ殺せないわよ…まあ追い払うこと位は出来るかも…』


そうは言うも冬華自身参っていたようだ。


雫『んで話を戻すがそんな化け物をどうしろと?』


冬華に問い詰める。


冬華『もちろん殺すのよ』

雫『やっぱりな……殺るしかないのか』


俺も冬華もため息をつく。


雫『んで…どこに行くんだよ今日は?』

冬華『遊園地裏の森の池』


俺はあそこかと言い食事を終えた。冬華も食べ終わったらしい。


冬華『それじゃ行くわ…また後で』

雫『ああまた後で』


俺は冬華を見送ったそして冬華が出て行ったときに気が付く。


雫『あっ!冬華!……やられた……えっと?……1720円…高ってデザートも頼んでたのか?…はぁ仕方ないか』


俺は渋々全額を払い店を出た。






~~遊園地裏・池~~


俺と冬華は池のところまで来ていた。特に変わった様子は無く池は綺麗な月を映していた。


冬華『…綺麗な月』


冬華は綺麗な髪をなびかせそう呟いた。

今更だが冬華はとても綺麗な女の子だと思う。

そう思いながら冬華を見ていると。


冬華『なによ?そんなに見詰めてきて?』

雫『いっ…いやなんでも』


俺は突然冬華に突っ込まれ慌てて顔を逸らした。


雫『それより…バグルいんのかよ』


俺はそう言いながら空を見上げた。

すると……


冬華『雫……何か来る』


そう言うと冬華は氷月一式を構えた。

俺も冬華から感じとれる緊張でただ事でないと悟り紫雨一式を構える。


雫『……ごくっ…』

冬華『………っ!!』


俺達が神経を研ぎ澄ましながら構えていると池のそばの崖から二つ頭の犬が雄叫びをあげながら俺達めがけて落ちてきた。


雫『うわぁ!』

冬華『きゃっ!』

???『グルグルッ!』


俺達は突然現れた。それを見て驚愕した。


冬華『これって…』

雫『ああ…《オルトロス》だ』


そう俺達の前に現れたのは地獄の双頭犬オルトロスだ。マジに出てきやがった神話の化け物。


雫『まじかよ』

冬華『嘆くのは後よ…さて行くわよ!』


冬華は氷月一式を手に突っ込んでいく。


雫『はいよ…紫雨一式・雷印』


俺も冬華のサポートをするため紫雨一式を手に走る。


冬華『そりゃぁー』

雫『はぁー!』


俺も冬華も全力で攻撃をぶつける。だが全く効いている様子がない。


雫『なら…紫雨一式・雷虎砲』


紫雨一式から放たれた雷の弾丸は虎の形にかわりオルトロスに直撃した。


冬華『追い討ちかけるよ…氷月一式・氷牙一千』


氷の刃が千の刃となり降り注ぐ。


オルトロス『グワォン!』


強烈な攻撃をくらったオルトロスは倒れ込んだ。


雫『はぁはぁ…やったか?』

冬華『はぁ…わからないわ』


オルトロスに近づいた。


雫『まあトドメだ』

冬華『そうね』


俺達はオルトロスにトドメをさそうとしたとき。オルトロスがいきなり起き上がり。不意打ちをくらった俺達は突進された後それぞれ岩に叩きつけられた。


雫『ぐっ!うぅ!…』

冬華『っ!……痛い…』


俺と冬華は体を強打し動けずにいた。


オルトロス『哀れな人間よここで…死ね!!』


オルトロスは俺達めがけて突進してきた。


雫『くっそー!』

冬華『雫…』


今回だけはもう無理だ……そう思ったとき


???『全く何やってんのよ…馬鹿弟子』


俺達は声のする方に目を向けた。

そこにはひとりの紅い髪の長い女性が立っていた。


冬華『マナカさん!!』


マナカさんと言われた女性は少し待っててと言い手を空にあげた。


マナカ『さていくわよー【紅時雨(べにしぐれ)】』


そう言うとマナカさんの手には大きな弓が握られていた。弓は全体的に淡い紅色に染まっている。


オルトロス『邪魔をするなー!!』


オルトロスはマナカさんに狙いをかえ物凄い勢いで噛みついた。


マナカ『おっと!危ないわねー』

オルトロス『小娘め!』

マナカ『甘いわね』


マナカさんは軽やかに攻撃をかわして弓の弦を引きながら言う。


マナカ『落ちろ…《轟雷の(ごうらいのや)》』


そう言うと蒼い矢が出てきてマナカさんはそれをオルトロスに放った。

オルトロスに命中した矢は光っている。


オルトロス『ぐっ!この程度!なんともないわ!』

マナカ『ふん…だから甘いって言ってんのよ』

オルトロス『なに!……!グォ!』


オルトロスに刺さった矢の光が強く輝いた。その時空の雲があつくなり雷雲が出来たのだ。


オルトロス『グォーー!』

マナカ『バイバーイ』


雷雲が出来たとき蒼い矢に巨大な雷が落ちた。そしてその雷はオルトロスに直撃した。


マナカ『終わったわね』


オルトロスはそのまま黒い煙となり消えていった。戦いが終わったのだ。


雫『す…すげぇー…いっ』

冬華『…マナカさん……うっ…』


冬華は気を失った。


雫『冬華!いっ…』

マナカ『はいはい…無理しないの冬華は私がちゃんとするから』

雫『お願いします…うっぐ…』

マナカ『てっあなたもボロボロじゃないの一緒に送るわ』


そう言うとマナカさんは俺達を抱えて森を降りマナカさんの車に乗せられ冬華の家まで連れて行かれた。


マナカ『はい到着ー』

雫『ありがとうございます』

マナカ『あっ良いのよ冬華の彼氏なんだから』

雫『へ?』


突然なことに思わず変な声が出てしまった。


マナカ『違うの?』

雫『えっ…いや』


俺が焦っていると。


冬華『違うわよ…相棒よマナカさん』


気絶していた冬華が起きたようだ。


マナカ『あら?そうなの』

雫『ええまあ』

マナカ『ふーんなら私の彼氏にしようかしら』


そう言いながら胸を俺の腕に押し付けてくる。


雫『やっやめて下さい』


俺が離れようとしたときマナカさんの足に引っかかってしまい二人とも倒れる形になった。


雫『…いっ…ってー…』

マナカ『あっ…ん』

冬華『ちょっと雫早く離れなさい!!』

雫『えっ?………ってうわぁ!』


起きあがろうとしたとき絶句してしまった。なんと俺の手がマナカさんの胸を掴みさらにもう一つの手はマナカさんのスカートの中に入っており下着の上から触ってしまっているのだ。


雫『ごっごめんなさい』


俺は反射的に勢いよく離れ倒れているマナカさんに頭を下げた。すると


マナカ『もう終わりなの?』

雫『へっ?いやいや』


意外な一言に戸惑っていると。


冬華『いっ…いい加減にしなさい2人とも!!』


バコン!俺とマナカさんは冬華の怒りの鉄拳をくらい二人して家へと強引に連れて行かれるのであった。







~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

epilog


 オルトロスの一件が終わり昨日の俺とマナカさんとの出来事は冬華に家へ入ったあとも説教をくらった。なぜかマナカさんも怒られていた。


雫『ふわぁーよく寝た』


説教をくらった後俺は別の部屋で後は冬華とマナカさんで寝床についた。


雫『それにしても昨日は………ん?』


俺は違和感を感じて毛布をめくった…そして青ざめた。


雫『なっ…なんで!』

マナカ『んっ……んんっ…雫おはよう…来ちゃった…テへ』

雫『うわあーーー!!』


なんとそこには俺の腹の辺りに顔をうずめて抱きついて寝ていたマナカさんがいたそして。


マナカ『うーん……雫…寝よはやーく』

雫『はっ…は』


何も言えない。マナカさんはそんな事はお構いなしに体をスリスリしてきて上目遣いで甘えてきている。


マナカ『ねぇ雫ーー寝よーよ』

雫『いや…でも』


うおー我慢出来るのか?こんなの!

それもそのはずマナカさんは俺の姉さんと同い年で21歳だそのためか肌は綺麗だし髪もツヤツヤで胸なんてデカすぎるだろまあ要するに姉さんとスタイルや色気まで似ているのだ。

それにいきなりこんなに甘えてこられてきたらもうもう。


雫『マナカさん!』


俺がマナカさんに触れようとしたとき冬華が入ってきた。


冬華『なっ!なにやってんのあんた達!!』


この後俺達は一時間近く説教されるのであった。



~~その頃森では~~


???『邪魔が入ってしまいましたが次は必ず……ねぇ?《ケルベロス》』

ケルベロス『ええ殺して差し上げましょうハーデス様』

ハーデス『ウフフフアハハハ』


不吉な風が森に流れた。

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