3.姉弟
3.姉弟
俺は、桜ヶ丘高校に通う【蛾麗 雫】。ある日、ソウルキリンガーになった。
雫『昨日は疲れたな…』
冬華『もう、しっかりしてよね!』
そして、隣に居るのが、【月城 冬華】俺の相棒だ。
雫『だって、昨日のバグルはすばしっこいから、狙いが付けられなかったんだよ。』
冬華『全く、昨日私が近くに居たから、良かったものを…バグルはいつどこで現れるか分からないんだから。』
雫『分かってるよ。』
冬華と出会って俺は、バグルと戦う事を選んだ。姉ちゃんを守るために。
雫『明日は、学校休みだから姉ちゃんと温泉旅館に泊まる事になったから。ちゃんとしないとな~。』
冬華『なら、尚更しっかりしなさいよ。雨未先生を護るんでしょ。』
雫『あぁ、そのために、ソウルキリンガーになったんだからな!』
俺は、強く気持ちをいれなおした。
冬華『そうそう、その調子♪』
そんな事を話していると、学校に着いた。
冬華『まあ、まずは、授業ね。』
雫『ふわぁぁ~』
冬華『今日は、しっかり起きてなさいよ!いつもいつも寝てばかり!』
雫『はーい。』
冬華『返事だけなんだから…。』
こうして、今日の学校生活が始まった。
今は、化学の授業。
教師『え~…この実験用の道具はなんだ。え~……熊。』
熊『zzzzzzzzz。』
爆睡である。
教師『熊!!何寝てるんだ!!』
先生の怒鳴り声が響く。
熊『!!!!はぁい!』
教師『これは、何だ?!』
熊『はい!それは……ビーカです!』
…ドウ見ても、ロートだろ。まあ良いか。
教師『違ーう!これは、ロートだ!』
熊『ロォド?』
雫『………。はぁ。』
つくづく馬鹿だな。
教師『……熊、お前は放課後の居残り授業だ!』
熊『………。』
ドサッ。また倒れたな。
男子生徒『熊ーー!』
こうして、俺の今日の授業が終わり、放課後になった。
雫『よし帰るか。』
帰り支度をしていると。
冬華『雫、帰るんでしょ…家に一度帰るんだから一緒に帰らない?』
雫『あぁ、帰るか。』
と2人で話していると。
熊『雫~俺も一緒に帰る~♪』
雫『お前、居残りだろ?』
熊『いいのいいの♪』
と熊が俺達の後をついて靴箱までやってきた。すると。
教師『熊!!居残りだろう!さっさと来い!』
熊『ひぃ~~』
帰る寸前のところで、熊が先生に捕獲された。
雫『大変だなーあいつも。』
冬華『行くわよ。』
俺達は学校を出て、電車に乗り、いつもの駅に降りた。そして、いつもの様に家の近くまで来ていた。
冬華『私は、ここまでね。』
冬華の家の前である。
雫『あぁそうだな。』
冬華『それじゃあね~。』
雫『あぁまたな。』
そう言い、俺達はわかれた。
雫『ただいま~』
いつもの様に家に入る。
雨未『雫ちゃんおかえり~♪』
そう言うと、姉ちゃんは、俺に抱きついてきた。
雫『どうしたの?』
雨未『今日、雫ちゃんと久々の温泉だから嬉しいの♪しかも泊まるんだよ~♪』
雫『泊まるって言っても、俺達一緒に住んでるじゃん。』
雨未『温泉旅館だよ~全然違うよ~♪』
雫『なら、さっそく行きますか。』
俺は、急いで着替えとか歯ブラシとか泊まるための準備をした。ちなみに姉ちゃんは、準備を終わらせている。よほど楽しみなのだろう。
雫『よし!準備出来た。』
雨未『雫ちゃん早く~』
雫『分かったよ~。』
準備が出来た俺は、姉ちゃんの車に乗り込んだ。
車にゆられて数時間、温泉旅館に到着。
雨未『温泉♪温泉♪』
とても上機嫌である。
雫『姉ちゃん受付が先だからね』
雨未『分かってるわよ♪温泉♪』
上機嫌の姉ちゃんと受付を済ませようとした。
受付『本日、予約された蛾麗 雨未さんでいらっしゃいますか?』
雨未『はい♪』
受付『かしこまりました。少々お待ち下さい。』
受付の人は奥へ行った。
受付『それでは、こちらの者がお部屋へご案内させていただきます。』
俺達は池が見える。部屋へ案内された。
雨未『わぁ~良いお部屋♪』
案内人『何かありましたら、受付までご連絡下さい。』
雨未『分かりました♪』
案内人『ウフフそれでは、ご夫婦でゆっくりなさいませ』
そう言い案内人は、部屋をあとにした。
雨未『雫ちゃん!今の聞いた?私達夫婦ですって♪』
姉ちゃんは、更に上機嫌になっている。
雫『姉弟だろ。まあ嬉しいけど…』
雨未『だよね~♪』
本当に俺達姉弟は、仲が良いのだろうと思った。
雨未『さて温泉に行こうか♪』
雫『はーい』
俺達は、着替えを用意して、温泉へと向かった。
チャポン。
雫『ふぅ~ここ最近、色々あったから、疲れたな~…』
俺は、温泉に浸かりながら、疲れた体を休ませていた。
ガラガラ…ドアが開く音が聞こえた。
雫『誰か来たな。』
俺は、そう思って、端に寄った。
雫『少し目を閉じるか』
俺は、眠りそうになっていた。そこへ、誰かが、俺の隣へ座ったかと思うといきなり、耳元で。
???『だ~れだ』
と、ささやかれた。
雫『うわあっ!!』
俺はびっくりして、ものすごい勢いでお湯を飲んだ。
雫『げほっ…げほげほ…っ』
雫『姉ちゃん!なにやってんだここは、男湯だぞ!』
そう姉ちゃんに言うと、姉ちゃんは笑いだした。
雨未『アハハッ♪雫ちゃん気付いてないんだ♪』
雫『何が…?』
雨未『さっき、雫ちゃんに嘘付いたのに、まだ分からない?ここは家族湯だよ♪』
雫『…まじかー』
つまり、さっき姉ちゃんに場所を聞いたとき、騙されてここに入らされたって事かそして、俺が入ったのを確認して、入ってきたということか。
雫『姉ちゃんには、勝てないな…』
雨未『雫ちゃんと一緒に入りたかった。』
そういうと、姉ちゃんは、俺に抱きついてきた。
雫『ちょっ!姉ちゃん…』
雨未『少し位良いでしょ♪』
まあ、姉ちゃんだから良いかと思った。
雫『まあ…良いかたまには。』
雨未『なら、良いよね♪』
更に強く抱きついてきた。
雫『これ、熊に見られたら、やばいな…』
雫『それで、いつあがるの?』
雨未『体洗ってからかな♪』
雫『なら、さきに俺が体洗うよ。』
そう、言い体を洗った。
雫『次、姉ちゃんだよ』
雨未『はーい』
姉ちゃんも体を洗った。
そして、またお湯に浸かる。
雨未『えい!』
雫『うわぁ!』
また、抱きつかれた。
雫『後もう少しであがろうか。』
雨未『うん♪そうする熱いしね♪』
それから、俺達は、姉ちゃんが抱きついたまま、昔の話などを話して、温泉からあがった。
雨未『ふぅ~♪気持ちよかった♪』
雫『まあね、それはいえてる』
雨未『それに、雫ちゃんと一緒に居られたから、良かったよ♪』
雫『それは、そうだね』
温泉からあがった俺達は、卓球をしたり、ゲームで遊んだ。
雫『姉ちゃん…卓球強いね』
雨未『お姉ちゃんだもん♪当たり前♪』
卓球をやったけど、姉ちゃんが強くて完敗。
雨未『よしっ!…ここ…もうちょっと…今ね!』
ウィーン…ボトッ…。猫のぬいぐるみは、あっけなく落ちた。
雨未『あぁ~猫ちゃんが…』
悔しそうである。落ち込む姉ちゃんのために、俺が取ることに。
雫『…………ここだぁ!!』
ウィーン…ガシッ…ウィーン…ボトンッ。
雫『はいこれ』
雨未『うわぁ!ありがとう♪雫ちゃん大好き♪』
そういうと、姉ちゃんは抱きついてくる。
そんな事をしながら、部屋へ戻ってきた。
すると、そこには。
案内人『蛾麗様、お食事のご用意が出来ていますので、どうぞお召し上がり下さい。』
そこには、とても美味しそうな、料理がおいてあった。
雨未・雫『『美味しそう!』』
俺達は、お腹がすいていたので、夢中になって食べた。
雨未『雫ちゃん、これ美味しいね♪』
雫『あぁ美味しいね』
そんな会話をしながら、完食した。
雨未『お腹一杯♪』
雫『俺も、もうだめ』
俺達は、お腹一杯になったので、少し休む事にした。そして。
23時ごろ。
雫『ちょっと、外行ってくる』
雨未『きよつけてね』
俺は、姉ちゃんの膝枕から、離れ外へ出た。
雫『ふぅ~涼しい』
のんびり、外を歩いていると。
???『うわぁ!やめろ!』
竹やぶの方から声がした。
雫『まさか、バグル!』
俺は、急いで、声のする方へとかけて行った。すると、そこには。全く同じ姿の男の人が、2人いて、片方の男の人を喰らおうとしていた。
雫『やっぱり、バグルか!』
俺は、2人の方へ向かいながら、戦闘する姿勢にはいった。
雫『紫雨一式・無印!!』
俺は、紫雨一式を構え、発砲しながら、男の人とバグルの間に入り、バグルに一傷負わせて、男の人を助けた。
雫『すみません。少しの間寝ていて下さい。』
俺は、冬華から貰った、記憶を一部消すことの出来る睡眠薬を使った。
男の人『zzzz…』
よし、こっちは、大丈夫だ。
雫『さて、やりますか。』
俺は、再度紫雨を構え直し、バグルと戦った。
バンバンッ…スンスン…ガシッ…!!…バンバンッ…。
戦い始めて、数十分。
バグル『グワァーー。クッ!!』
雫『…はぁはぁ…はぁはぁ…』
どちらとも、体力が無くなってきている。
これが、最後の激突だろう。
バグル『人間がぁぁ~!!』
バグルは、疲れている俺めがけて、大きな鎌みたいな爪を振り下ろした。
雫『くっ!…』
なんとか、かわした。そして、今度は、バグルの方動きを少し止めた。
雫『お前の弱点はわかった。さっきそこの池に落ちそうになったとき、無理やり体をねじり、かわしただろう。』
雫『お前の弱点は水だ!』
バグル『ふん残念だが、我は、氷が苦手だ』
何とも、馬鹿なバグルであろうか。弱点を言ってしまうとは。
雫『なら、これで、終わりだ!』
バグル『ふん!そんな、弾避けれるに……!!!ッ何だ、体が動かない!』
雫『当たり前だ、今お前の足元に、バグルの動きを封じる、罠をしかけた。』
そう、さっきバグルが突撃してきたときに、避けるなか、仕掛けたのだ。
雫『これで、終わりだ』
紫雨一式を構える。
雫『紫雨一式!氷印!!』
雫『キルアーツ!紫雨一式・氷柱砲!』
紫雨一式が大きくなる。ドッバーン!!!
紫雨一式から放たれる銃弾は、バグルの頭上に止まり、輝きだした。
雫『終わりだ…』
輝きだした銃弾は、一つの氷の柱を上下に放ち、バグルは、氷の柱に埋まった。
バグル『グッ………』
パキン……。ガラガラ……。氷の柱は砕けた。バグルは消滅した。
雫『ふぅ…さて、帰るか』
帰ろうとしたその時。誰かの視線を感じた。
雫『………誰かいるのか?』
だが、誰も答えてはくれない。
雫『……気のせいか。』
俺は、そのまま、帰ることにした。
部屋の前。
雫『姉ちゃん、今戻ったよ』
姉ちゃんは、寝る準備をしていた。
雨未『雫ちゃん、遅かったね♪
雫『まあ、ちょっと遠くまで行ってたからね』
雨未『それは、いいから、こっちに来て』
姉ちゃんは布団に入るように、言ってきた。でも、一つしかない。
雫『まさか…一緒に?』
雨未『当たり前でしょ♪はやく~』
仕方ないので、寝ることにした。その時、部屋のすみに、竹の葉が見えた。
俺は、どっかから、入ったのだろうと思った。
就寝。
雨未『一緒に寝るの何て、久しぶり♪』
雫『まあ昔は俺が一人が怖くて、寝てたからな』
雨未『本当懐かしい♪』
姉ちゃんの吐息が首にかかる。
雫『今まで、ありがとう姉ちゃん』
俺は、さっきまで戦っていた。その時、姉ちゃんを護るために、手にした力、それを思うと、姉ちゃんも違うかたちで、俺をまもってきてくれたのだと、思うと自然と言葉が出てきた。
雨未『フフフ…どういたしまして♪』
そう言うと、姉ちゃんは俺の腕にしがみついてきた。ほとんど密着状態である。
雫『ふぅ~そろそろ寝ようか』
雨未『うん♪』
姉ちゃんは、幸せそうな、顔をして、眠りついた。
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epilog
あれから、俺と姉ちゃんは、学校が始まる日まで、温泉を楽しんだ。
そして、学校。
雫『おはよ、冬華』
冬華『おはよ、雫』
俺達は、たまたま一緒になったので、一緒に登校した。
冬華『どうだったの、温泉』
雫『あぁ、久々に姉ちゃんとのんびりできたよ。まあ、夜人がバグルに襲われそうに、なってたからたすけたけど』
冬華『なら良いわ。』
そう会話しているうちに、教室まで来ていた。
雫『…それじゃぁ』
冬華『えぇ、またね』
俺は、冬華とわかれ教室に入った。
すると、そこに死にかけた熊がいた。
雫『おお…ここに、死にかけの熊がいるぞ…剥製にしようか。』
熊『誰が死んだ熊だよ…』
雫『おおー!死んだ熊が起きたぞ』
そんな事を言っていると。
熊『人がどんな目にあったか知りもしないで!』
熊が立ち上がって、騒いでいると。
担任『コラ!熊またお前か、後で職員室に来い!』
熊『……………』
熊は、何も言わずに倒れた。
男子生徒A『熊ーー!』
男子生徒B『可哀想に…』
男子生徒C『熊…ご臨終』
雫『あっ…俺が言おうとしたのに』
言うおうとした言葉を言われてしまったが、関係ない。
雫『まあ、改めて、熊ご臨終。』
今日も、騒がしい学校生活が始まった。
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ここまで読んでいただき。
ありがとうございます。
途中保存が出来ないため、このまま投稿しますが、文におかしなところがありましたら、訂正させていただきます。
それでは、次回、お楽しみに。




