第七話 七転八起
アルスのトラウマが蘇る。過去一の感動回です。
受付嬢さん実は優しいんすよねー
アルスはクラテスを倒した。
レベルアップ
レベル7 体力40,攻撃力40,防御力40,素早さ40,魔力40
夜の海辺で一人になったアルス、アルスにとって船乗りのおっさんは大切な人間だったと気付いた。
こんな俺にも優しくしてくれるし、
こんな俺相手にギャグを言ってくれたし、
こんな俺を心配してくれた。
「また一人ぼっちだね。アルス君」
脳内に流れるその声は、前世のものだった。
昔、小学生の頃…唯一の友達であり親友であったトキオ君、結論から話すと、トキオ君はイジメられて転校した。今思えばトキオ君はアルスがイジメられないようにするために自分をイジメの標的にさせていたと理解できる。その言葉はトキオ君が転校した翌日にクラスメイトから言われた言葉だった。
放心状態のまま船を操縦する。方向は案内人スキルで分かる。
村に戻った。ギルドに入ると、受付嬢に報告した。
アルス「クエスト…クリアした。」
受付嬢は意外にも驚かず、逆に真剣な表情で言う。
受付嬢「あんた、なんかあったでしょ?あんたがそんな顔するほどの出来事、苦しいかもしれないだろうけど教えてよ。」
その声は事務的ではなかった。善意がこもった声だった。
アルス「どおして…俺は…いつも一人になるんだよ…」
受付嬢「続きは宿で話して。」
受付嬢はアルスを宿まで連れて行く。そして料金は無言でアルスの分まで支払う。宿の中、仕事を放棄してまでアルスを心配する受付嬢は責任を感じていた。
アルス「俺はいつも大切な人を無くす…俺は呪われているんだ…」
その後、東の地中海であった出来事を全て話す。
受付嬢「まず、本来あのクエストはレベル3には任せてはいけないものだったの。ごめんなさい。」
アルス「君は悪くない…!俺が変な能力を手にしたからだ…!」
受付嬢「…生きていれば別れは付き物よ。それに、実際私が今あんたに優しくしてやってんじゃん。職業アルティメットだっけ?信じるよ。私があんたの理解者になってあげる。その能力はあんたに残った大切な物の一つなの。後悔せずにあんたなりの正しい使い方をしなさい。」
その後、アルスはなんとか寝れた。
次の日、起きると受付嬢はギルドに戻っており、置いてあった手紙には、「なんかあったらいつでも相談して。」と書かれていた。
その後、アルスはアルティメットについての研究を深めた。目立つ能力なことは変えられないなら、それに見合う実力を持つべきだろう。
研究の結果、わかったことがあった。
人間にはなれない職業も使用可能なこと。(竜騎士や魔獣使いなど)
今までのギリギリの生存や勝利は、賭博師のスキル「確率操作」が自動的に発動していたこと。
テイマーや召喚士などで動物や魔物を味方にする場合、縛りの影響で仲間ではなく道具と認識する必要があり、継続的に冒険に連れていくことは不可能なこと。
アルスにとってのアルティメットの中の最強の職業は「賢者」であるということ
これで受付嬢死んだらアスラ闇落ち確定なのは誰でも分かるよね。どうしうか…




