第三話 逃走
忍者スキルで変わり身の術を使用したアルス
自身とダミーの丸太の位置を入れ替える。
格闘家ソリッド「聞いてんのかって!って…えぇ!?丸太ぁ!?」
勇者マイティ「(鑑定士スキルはブラフか…?)とにかく追うぞ!」
魔術師インテンス「見つけた!あっちよ!」
アルスは逃げながら次のスキルを発動する。
アルス「テイマースキル発動!」
テイマースキルにより近くの動物を引き寄せる。レベルが低いので効果範囲は狭いが…来た。
馬が走って向かってくると、アルスは馬にそのまま馬に乗る。
僧侶ストレン「テイマースキルを使用したぞ!?」
勇者マイティ「何かおかしい!俺はさっきこの目であいつが忍者スキルを使用したのを見たぞ!…だが、素早さ550の俺からは逃げられねぇよ?」
ストレンがマイティにスピードアップバフをかける。
アルス「やべぇ…追いつかれる…!僧侶スキル発動!」
アルスもスピードアップバフを使用する。対象は馬だ。
差は縮まっていくばかりだが、目の前には森が見える。
勇者マイティ「クソッ…森か…しかもこの森は『西の樹海』だ…!」
馬から降りて森の奥へ走る。どうやら有名な樹海らしい。だが有名ということは強いモンスターが生息していることが推測できる…が、アルスは完全に逃げ切るために結構奥まで行ってしまう。
なんとか勇者パーティーを撒けたアルス、だが道に迷ってしまう。
魔力ももう3/20だ。ここから脱出するには…
アルスはステータスウィンドウを開き、スキル一覧を確認する。
アルス「あった…道案内人スキル発動」
進むべき道は分かった。だが問題はまだあった。
近くの巨木が突然動きだす。トレントだ。
トレント「キサマ、コノ森ニ踏ミ込ムトイウコトハ、胴体ヲ貫カレル覚悟ガアルンダロウナ。」
トレントが根を動かし、アルスを攻撃する。
アルス「痛っ!」
一撃でHPが4/20になる。これがレベル差だ。
アルス「魔力3で使えるスキル…えーなんかあったっけ?」
スキルウィンドウが開くのを待つ時間はない。なので適当にやってみることにした。
アルス「えー蟲使いスキル発動!」
適当に言ったが、ちゃんと発動したようだ。近くの虫がアルスの意思を汲み取りトレントに攻撃しに行く。
トレント「…クソ!虫ニハ攻撃デキンナ。」
そう、虫ごときではトレントにダメージを与えることはできないが、トレントは森の守護者であるから自然を守る虫を殺すことはできないのだ。
そのままなんとか森を抜けたアルスは村を見つける。




