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竜族族長の娘  作者: 五月雨 アルト
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怠け心は発明の母













「てめぇ! 何度言わせりゃわかんだよ! このバッキャヤロウガッ!」


「おめぇこそ何寝ぼけたこといってんだゴラァ!?」


「寝ぼけてるわきゃねぇだろうが! おめめパッチリよ!」


「正気でこんなこと言うなんざおめぇの目は節穴か! ガラス玉か!」


「なんだとぉ!? 確かに俺の目は初夏の夏に見る輝く硝子のようにすんではいるがなぁ!」


「んなことどうでもいいんだよ! 何ちょっと詩人みたいなこといってんだゴラァ!」


「人の話は最後まできけぇ!」







 ......えー

何なんですかこの人たち.....とても喧嘩の内容が漫才のように成っているのですが大変関わりたくありませんね。ですがこのままではその内殴り間に発展しそうです。と言うかそもそもお兄さんたちが道を塞いでいるせいで先に進めません。ここは話し掛ける他ありませんね。






「あの、いったいいかがなされたのですか?」


「あぁ?!」


「おいてめぇ! きゃっわいい子供に何ガンつけてんだコラ! 怯えちゃうだろうが!」


「あ、いえ、大丈夫です。お気になさらず......それよりも大きな声を出して、どうしたのですか?」



「おぉ! そうだった。聞いてくれや嬢ちゃん!!」





 その後、男は長々と何があったかを語ってくれた。多少オーバーに改変されている気もしなくもないのですが、相方さんは否定せず横で腕を組頷いて居られるので構わないのでしょう。




 要約するとこうです。

最近新しい発明品を作ったのだが、どうもその発明品に一癖加えたいらしく、お互いでアイディアを出していたが、段々その討論は口論になり、最後は激しい口喧嘩と成ったらしいのです。






ふむふむ、やはりここは工業の先進国。国の技術者が熱心なら、街の技術者も熱心ですね。大変素晴らしいです。








「それで、その新しい発明と言うのは?」


「おぉ! 嬢ちゃん! よくぞ聞いてくれた!」


「我らの新たなる発明! それはまだ名は付いていないが素晴らしき物だ!」


「なんとそいつはなぁ! 便所で出したあと、穴に水をぶっかけるって言う斬新なもんなんだ!」


「妊婦さんやめんどくさがりにはウハウハよ!」






 ウォ......ウォーシュレットじゃないですかやだー!


え、この人たちこの世界で初めてお花積みのあとのきれいきれい道具を生み出した方ですか!? 是非ともそれを造り上げるまでの道程をお聞きしたいのですが!







「でもなぁ......この発明をより良くしようと案を出すとこいつがそのごとに反論してきやがんだぁ!」


「あったりめぇよ! あんな落ち着いて用もたせねぇ道具は没だ没!」


「なんだとぉ!?」






 あーまたしても喧嘩を始めてしまいました。さて、どうしたことか......






「あの、そのより良くするための機械とは?」


「クソうるせぇ機械だ。クソだけに」


「やかましぃ! てめぇは黙ってやがれ! ......その機械ってのはなぁ、用を足してる時に音が回りに聞こえないように俺の歌声を記録した物を自動的に流すもんだ! しかも用を足し終え、立ち上がると自動的に水が流れるんだ! どうだ! 嬢ちゃんも素晴らしいと思うだろ!」





 シャ、シャワー○ボじゃないですかやだー! 何なんですかこの人たち! 何でこんなにトイレに積極的なんですか!?











一日の30時間なら良いのに......

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