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竜族族長の娘  作者: 五月雨 アルト
79/114

ストーカーは犯罪です

ノア視点です。













 ............晒し首......見付けたら、そいつは、城の前で、首飾ってやる............









****************








 今日の夕方頃に着いたイザートで、僕は何度殺気だった事だろうか。僕はレイミアに向けられる好奇、好意の視線や接触に毎度苛立ち、その殺気を出してレイミアに脅えられないようにすることに必死になっていた。





 アシュリー兄さんが爆破に巻き込まれた時は、ちょっとだけざまぁみろと思ってしまったけれど、その爆破された物を見て、また苛立った。そして爆破された当のアシュリー兄さんがレイミアに心配されているのをみてまた苛立った。レイミアは優しくて純粋だから爆破された時にアシュリー兄さんがわざと作った怪我を心配していたけれど。連れていかれるときに下を向きながらも口許が項を描いていたことを僕は知っている。






 あぁ......何時思い出してもイライラする。本当に、この国に来てから嫌なことばかり起こっている。そんなときは早く寝よう。丁度レイミアも部屋へ戻ろうと言い出した。流石レイミア、回りをよく見ているね。グラーシアとか言う女装癖野郎へんたいに加え、先程の爆破のせいで付けられた護衛と影が少し眠そうにして居たのに気が付いたのだろう。まったく、自分から付いてきたのに眠そうにしてるとか、馬鹿にしてるとしか思えないよね? レイミアの優しさに感謝してほしいよ。








「では、本日はお疲れ様でした。明日は朝食を済ませたあと、一息着きましたらレイミア様が行きたいと仰っていた国立図書館に参りましょう」


「え、ですが魔化学研究所へ行く予定でしたのは......?」









 そう、本来明日は、魔化学研究所まかがくけんきゅうじょへ行く予定だったのだけれど、夕食後、レイミアがイザートの国立図書館に行きたがっていると判明し、急遽変更と成ったのだ。当たり前だけど、電話等を発明したレイミアを魔化学の女神と呼び、崇拝している魔化学者達が、レイミアが明日来れないと知って研究所の者は大変沈んでいるらしい。そして、それを報告した従者によると、研究者達は沈みに沈み明日は研究所を休みにするらしい。この竜族の里よりかなり離れた地にも、レイミアのファンは沢山いるのだ。








「ええ、そうだったのですが明日、急遽研究所の休暇が決まりましたので変更となりましたの」


「休暇?......」


「えぇ、ですので申し訳ありませんが......」


「......わかりました。では、明日はよろしくお願いします」








 レイミアは怪訝な顔をしていたがそのあと直ぐに微笑みを浮かべるとわかりましたと言い促した。その後、レイミアとアシュリー兄さんと僕は女装癖野郎へんたい達と別れ、部屋に入ったが、直ぐに呼び戻すことになる。それと言うのが、レイミアの今日寝るベットの上に大量のプレゼントBOXに、花束、そして......ここの城の者が用意したと見られる衣装が破き捨てられ、その上に1通の手紙が残されていた。











 誰だ......誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ!!





 レイミアにストーカーなんて良い度胸だよね?......見付けたら僕がきちんとお礼をしなくては............首を洗って待ってなよ......まぁ、洗ったところで誰だかわからないし、また汚れるけどね............君の血で............




















うーんやっぱり安定しないな......

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