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竜族族長の娘  作者: 五月雨 アルト
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バームクーヘン

レイミア視点に戻ります。







 さてさて、今日は良い買い物日和ですね。

いきなりですが、ただいま私はアリスくんと、本日のおやつを買うというミッション遂行のために商店街まで来ています。



 そこで私は不意に、ちょっと周りを見渡してちょっと疑問に思いました。......気のせいでしょうか?











 ーーいえね? 最近竜族の里に観光客が多い気がするんですよ。

 私の住む竜族の里は、レジェント地方の中で最も人気のある里らしいので、観光客が沢山来るのも頷けるのですが。





 この里、と言うよりレジェント地方ですかね? ここに入国にするのがとっても難しく、きちんとした戸籍や職業証明書等が必要ならしいのです。まぁ、前世でいうところのパスポートと履歴表みたいなものでしょうかね? 兎に角入国はとてもめんどくさいようです。



(ちなみに、アリスくんの一家は商人としてきちんと書類提出して入国していたらしいですよ。)




 だからこそ、今のように沢山の観光客が里を訪れるなんて今まで無かったのに、ここ1年くらいで急に増えたので、ちょっと疑問に思いました。一体どうしたんでしょうかね?








「レイミアちゃん? どうしたの? 食べたいの無いの?」


「ううん、なんか最近お客さんが多い......あ......」







 アリスくんに最近観光客が多い話をしようとして、私の目に止まったものがありました。





 ーーそれは、なんだか凄くキチッとした格好の男の人(人間)だったのですが。......だったのですが......裾が、シャツの裾が背中だけ出てるぅぅぅううう!!




 気になる、凄く気になります。ああいうのって1度見付けると凄く気になりませんか? 私は気になってしまうタイプなので、今あの人の格好に口出したくてたまりません。でも人によってはいった瞬間恥からか逆ギレしてくる方が居ませんか? 怖いですよね~







「......あの人が気になるの?」


「うん......まぁ、1度見付けちゃうと見て見ぬふりできないよね......」


「!......じゃあ、僕に任せて!!」






 アリスくんはそう言うと近くの店員さんの方へ走っていってしまった。




 なるほど! 自分より大きな竜人に言われれば恥ずかしくてもいきなり怒り出して暴れないという事ですか!! 天才ですか。






 暫くアリスくんと話していた店員さんは、背中のシャツの出ている男の人の近くに走っていくと近くの扉の中に男の人と入っていきました。見ず知らずの人の身だしなみのために部屋を貸して上げるなんて、なんて親切な店員さんなんでしょう!





「もう大丈夫だよ! レイミアちゃんよく見つけられたね! 僕わからなかったよ」


「そう? 結構目立ってたとおもうけど......」





 あれだけ丸出しだったら後ろから見たらすぐわかりますよね?





「~~っ!! やっぱり、レイミアちゃんは凄いや......」


「? 何かいった?」


「んーん、何でもないよ! 早くお菓子買いにいこう?」


「うん」





 私達はその後、さっさとおやつを買って家に帰りました。ちなみに、おやつはバームクーヘンでした。







 














 最近上げたり上げなかったりと不定期で申し訳ございません。

 明日は予約投稿になりますが、6時頃に投稿されます。


 それから、感想やブックマーク、評価等、とても嬉しいです!ありがとうございます!これからも気合いを入れて書かせていただきます!

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