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竜族族長の娘  作者: 五月雨 アルト
50/114

問題発生?

予約投稿です。

ルイ視点です。






 ハース王国からゲイン皇子とカレン皇女が訪れ、カレン皇女が私のレイミアにストーカー行為をするという事件が起こってから実に9年前の時が経った。

 長生きな竜人にとっては対したときではないが、最近ではその認識が多少変わりつつある。これもレイミアの存在が関係している。あの子が時を重ねる毎にすくすくと育っていくさまは、嬉しくもあるが寂しくもある。私は嘗てこのように日々を愛しいと思ったことはあっただろうか? イレーネと息子たちだけのときも、とても充実した日々だったが、そこにレイミアが加わり、更に私の世界は鮮明に色付いた。これはきっととても素晴らしいことなのだと思う。








 そんな満ち足りた日々に早く戻るために、私は今訪れているハース王国での5大国会議の終わりを内心落ち着きがなく待っていた。







「それにしても」


「なんだ?」


「いやなに、この面子で会うのも久しいと思ってな」






 最後にあったのは前の5大国会議の時以来であろう? そう言って辺りを見回すのはイザートの王、イリン殿だ。確かにここ十年で顔を会わせたのはカロル殿位だろう。それも悪い話で。









「そうだな」


「私達も互いに忙しい身ですものね」


「たまには互いの国に遊びに行くのも悪くは無いな」





 皆会議が始まる前に思い思いに楽しそうに話している。







「では、これこら会議を行「ちょっと待て」ーーシザ殿?」





これから会議を行うとカルロ殿が話そうとしているときに、その言葉を遮ったのはリーリアの王、シザ殿だった。一体どうしたというのかと様子を見ていると、何処か酷く焦ったように話始める。







「何か、私の国にあるフェアリー・レイクの周辺が嫌に騒がしい。しかも何かあったのか周辺に住む歴史の長い家系の妖精にテレパシーを送っても反応しないのだ」






 そう言いながら立ち上がったシザ殿は、今にもこの国を離れて国に帰りそうな勢いだった。
















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