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竜族族長の娘  作者: 五月雨 アルト
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お爺ちゃんとお婆ちゃん

ちょっと短めです


「いやいや、可愛い孫たちに会うためならこのぐらいの距離、苦労じゃないよ」


「それに今日は可愛いリアのお誕生日ですものね!」



レオン兄さんが話しかけたお爺ちゃんたちは二人揃ってそう反してくれた。


うん、やっぱり何度見ても優しそうでとても若々しい見た目をしていますね。

流石エルフさんとその奥さんですね!


そうなのです。私のお爺ちゃんは、エルフなのです。つまり、私にもエルフの血が通っている、ということなのです。


ですが、お婆ちゃんは人間なので母はエルフと人間のハーフ、そして、その娘である私はクォーターですね。


あ、そうそう。エルフは竜族と同じで長生きな種族なんだだそうです。

そのため、お婆ちゃんとお爺ちゃんが結婚するときに、長寿薬『月の涙』という、エルフにしか作れない薬(前世で言うところの賢者の石から作る、『命の水』のようなもの)を、お婆ちゃんは飲んだそうです。


私にも、エルフの血が通っているので、大きくなったら作り方を教えると意気込んでいるらしい。

お爺ちゃんいわく、私が人間と恋に落ちたときに、相手に飲ませられるようにとの事なのですが............


恋に落ちたところで落とせる自信が皆無なので使わないと思います...........


私が思考の海に沈んでいると、いきなり脇の下に手を入れられ抱き上げられた。

ハ?!と、一瞬パニックになりかけましたが直ぐにお爺ちゃんがお尻に手を添えてくれたので、体が安定して、直ぐに冷静になりました。


「それにしても.......今日のリアは可愛いなぁ!!........」

相変わらずの孫LOVEっぷりですね。

今のお爺ちゃんに漫画のような擬音を付けるなら、確実にデレッというものでしょうね。

折角のハンサムさんが泣きますよ。


「ゼウス、このままお外に長居するとリアが疲れてしまいますよ?早く中へ入りましょう」


お婆ちゃんは、私たちのやり取りを、ニコニコしながら見ていましたが、私の体を案じて家に入るように言ってくれました。

私のマミーであるイレーネさんは、体が強くなかったので、まだ幼い頃の娘に似た孫が心配になるそうな。


あ、そうそう、どうでもよい事やもしれませんが、一応このお二人の名前を紹介しますね!


お爺ちゃんが『ゼクシス・フィーリル』といい、渾名ではゼウスという、何とも中二感溢れるお名前で呼ばれているらしい。初めて聞いたとき、某神話の男女問わず浮気しまくった男の神様の事が頭に浮かんだ私は悪くないはずです。

そして、お婆ちゃんが『スミレ・フィーリル』と、言います。


お婆ちゃんの名前を初めて聞いたとき、それはもう、私は心底心のなかで驚きましたよ、えぇ。

まさかこの世界で日本人のような名前を聞くとは思いませんでしたからね。



さて、そんなことを考えているといつの間にか皆が集まっている居間に着いていました。


お父さん達がお爺ちゃんとお話ししているのを、じっと終わるのを待ちながら聞いていると、今日からお爺ちゃん達が一週間ぐらいお泊まりしていくらしい。

正直産まれて1年の私は、大人がついていても里の外に出してもらえないので、外からお爺ちゃん達が訪ねてきてくれるのは、日がな一日を暇しながら過ごしている私にとっては、大変ありがたいです。


でも、少し前くらいから一人でテレビを見たりと、暇を潰せるように成ったので、これでも大分ましになったのですよ?



「さぁ、話も済んだことだし、お昼ご飯を食べる前にリアに誕生日プレゼントを渡さなければな!」


「ふふふ、喜んでくれると嬉しいわ」


どうやら二人で選んでくれたらしいそれを、そう言いながら私に手渡してくれる。

お爺ちゃん、お婆ちゃん、ありがとうね!

でも、まだ私1歳だから箱処か、ラッピングすらも開けられないのですか........

なんとか引き千切れませんかね?


私がプレゼントの箱を持ちながら、頭のなかでどう開けようか考えていると、横から手が伸びてきて、ひょいっとプレゼントの包装と箱をあけてくれました。








大抵は午前中に投稿しますが、間に合わない時は午後の投稿になると思います。

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