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竜族族長の娘  作者: 五月雨 アルト
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誕生日!!


私が開けてくれた人にお礼を言おうと、包装の開いたプレゼントを渡してくれた人を見ると、どうやらノア兄さんだったようです。


ノア兄さんはどうやらこうなることが初めから読めていたらしく、その手には鋏が握られておりました。


流石ですね!ノア兄さん!

そんな思いを込めながら満面の笑みを浮かべ、私はノア兄さんに向かって、「にー!ありあとぉ!」と、言うとその場の空気が凍り付きました。


え.........



「リアが、リアが、しゃべっ....」


「私のときに、にーにと呼んでくださいましたが、ノアの時にはありがとうまで喋って......!?」


「僕はまだにーにすら呼ばれてないのに.......!」


「あぁぁぁ!!!!最初の一言目はパパって呼んで貰う筈だったのにぃぃぃいい!!!!」


「違うわよ普通なら言いやすいママが、最初なのに.......!!」


「リア!!リア!!じーじって!じーじって言ってごらん!!」


「リア!ばーばは?ばーばって私も呼んで欲しいわ!!」



どうやら、私が初めて単語らしい単語を言葉にして、発したからこんなにしっちゃかめっちゃかしているらしい。

そして、言われた側のノア兄さんは、何処か満足そうな顔をしながら私の頭を撫でています。



..........まぁ、私はまだ赤ん坊だし、幼女だし......無視しておもちゃを見ても問題ないですよね!



そう私が結論付けるや否や、封の開けられた箱を覗くと、そこには沢山の玩具のレールと汽車が入っていました。

そうっ!俗に言うところのプラレールというやつですね。


普通ならこれらは男の子が好むものですが、私は大変嬉しいです。


前世の子供の頃も私は兄の汽車やら、某バイクヒーローの変身ベルトやらで遊んでいたくらい、おもちゃは男の子用のものを好んでいました。

だからおままごとセットやらを渡されるより、全然嬉しいです。


ありがとうございます



と言うわけで二人にもきちんとお礼&じーじ、ばーばよびを言ったのですが、他の人達がその流れでプレゼント攻撃をし始めました........




母からは可愛いワンピース、父からは私の誕生石であるルビーが付いたオルゴールを、アシュリー兄さんからは絵本を、ノア兄さんからは可愛い兎のぬいぐるみ、アルフレット少年からはお昼寝ようにとさわり心地のいいタオルケットを、そして普段お世話になっている使用人さん達からも幼児用の柔らかい安全安心お菓子を貰った。



私が皆に笑顔でお礼やらなんやらを拙いながらも話していると私にレオン兄さんが話しかけてきた。



「レイミア」



レオン兄さんは渾名ではない私の名前で呼びました。

正直久々に本当の名前で呼ばれたので、ちょっとビックリしてます。



「レイミア、私からも貴女にプレゼントがあるのです。これは、今私から貴女に贈る物に、一番相応しい物だと思っています。」


なんだろう思っていると、レオン兄さんが私の頭に花の髪留めと、私の誕生花の花束を渡してくれた。花束は今の私には持てるものでは無かったけれど、とても大きくて美しかった。


「この花は、貴女の誕生花の向日葵という名前の花です。今の私から貴女に贈るに、相応しい花だと思い贈りました」



花束の向日葵も、私が育てたのですよ?

そう言いながらレオン兄さんは、微笑んで私の頬を柔く撫でる。


どうやら、私の頭についている髪留めも向日葵の形をしているようだ。



「レイミア、きっとこの向日葵は直ぐに枯れてしまうでしょう、ですが、この花からまた、向日葵の種が出てきますから、来年の夏はこの向日葵の種で貴女が向日葵を咲かせてくださいね」



私に咲かすことが出来るでしょうかね?



私には朝顔を育てた経験はあれど、向日葵を育てた経験は無いため、少々不安ですが、この綺麗な向日葵を来年も見たいと、私は強く思ったので、一人ではまだジョウロさえ持てない小さな私には無理かもしれないけれど、皆に手伝ってもらいながらでも、咲かせられたらいいな、と そう、私は思いました。





*****************************



あのあと、プレゼント攻撃が終わると楽しいご飯の時間になりました。

私は皆のしっかりとしたご飯では無かったのですが、ミルクではなく離乳食にレベルアップしました。

なので皆とは、食べているものは違いますが、ミルクより全然美味しいし、とてもお腹に溜まりますし、なにより食事をした感があるので、私は食事の時間がなにより楽しみになりました。



それにしても....何で私がケーキを食べれないのに、目の前にこんなに美味しそうなケーキがあるんですかね?


嫌がらせ?嫌がらせをしているのですか?


今日の主役ですよ?私.........



そう私がやさぐれて居ると、なんとも嬉しいビッグニュースが知らされました。


なんと!今日のケーキは渡しように作られた、幼児も食べられるものらしいのです!


いろいろ豆乳やら細かく切られた果物やらいろいろ工夫されているようで、食べ過ぎなければ、私が食べても大丈夫らしいです!



誕生日、最高です。

ルビーの石言葉は

愛の疑惑、情熱、仁愛、勇気、仁徳、威厳、精神面の浄化、血液の浄化、永遠の命、美、優雅


向日葵の花言葉は

私はあなただけを見つめる  愛慕  崇拝


父と兄はどれを指していたのでしょうね?

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― 新着の感想 ―
[一言] 誤字 渡し→私用 ケーキの私用の部分です
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