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ガテン系の女 2 娯より、楽より、修業中   作者: うらら桜子(旧 咲良ヤヨイ)
40/43

未定 2




 外階段の破裂事故の原因は些細なミスが重なって起きたらしいが、最初の段階から『このくらいなら大丈夫じゃない?』の積み重ねが、最悪の結果を招いたようだ。


『プラスター工房ムラオカ』の仕事に問題があったわけではないが、昼過ぎに現場に戻って来た龍太の顔は冴えなかった。


 それでもマンションの現場は仕事が多く、龍太は館と一緒に最上階からベランダの下地をしている。


 千香良も黙々と作業を続けている。


 すると、スマホが「チコン」。

 千香良は、近くに人に目がないのを確認すると、スマホを開く。


 なんと、ラインのメッセージは星谷から。

 

 けれども、嬉しいよりも驚きばかりが先に立つ。


【今日、仕事が終わったら、向江と飲みに行くんだけど、相葉さんも来られない】


 向江はもう1人の丁稚。

 お座なりの仕事で、階段の破裂事故を引き起こしてしまった、張本人だ。


 星谷とは出掛けたいが……

 向江に対して変な顔をしてしまいそうだ。


 けれども、折角のお誘いを無駄にするのも勿体ない。


【OKです。何時に何処ですか?】


【後ほど、場所の地図と時間は送ります】


 千香良は、内心ではウキウキとしているが何食わぬ顔で仕事に戻る。


 そしてPM4時に現場を後にする頃には、龍太も普段と変わりないく、何事もなかったように1日の仕事が終わった。


「龍兄……今日、星谷さんに、向江さんと飲みに行くけど、一緒にどう……って誘われた」


 千香良は帰りの軽バスで、龍太に報告しておいた。


 星谷とは、あくまでも仕事上の付き合い。


 恋人同士でもあるまいし、龍太に黙っていて、後から知れても、いやらしい。


「そうか……慰め会か……」


「そうなんだ……」


「まぁ……言い訳でも聞いてやれ。そして、千香良は反面教師な」


「そうだね……」




【PM7時。娯楽屋 焼鳥屋です】  


 星向から送られてきた地図を頼りに、千香良が辿り着いたのは3件並びの、真ん中の店。

 引き戸の縄暖簾が掛けてある。

 

 中々の風情に期待も大。

 千香良の引き戸を開けた。


 すると、やはり……小汚い。

 

「いらっしゃい」


 そして、威勢いい、お出迎え。

 

 見渡すと、L字のカウンターと4人掛のテーブルが4つ。

 

 こじんまり、とした店で、星谷達は直ぐに見つかる。


 けれども……

  

 星谷と向江、そして、千香良の知らない女の人が1人いた。


 








 

お久しぶりです。


長々と休んでしまいました(゜゜)(。。)ペコッ


読んで下さってありがとうございます。

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