表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ガテン系の女 2 娯より、楽より、修業中   作者: うらら桜子(旧 咲良ヤヨイ)
32/43

技能五輪 2



 今年のクリスマスディナーは、高城の仕事の都合で、例年よりも1週間、早い。

 けれども、そのお陰で、此所『鮨処利休』の予約が取れたそうだ。


 麻の葉、胡麻、井筒割菱、竜胆、角麻。

 組み合わされた技法は息を呑むほど美しい。


 個室座敷に通された千香良は、組子細工の引き戸に見惚れていた。

 座布団から這い出た千香良は行儀の悪さもお構いなしだ。

 

 そして、高城は無邪気な千香良を微笑ましく見ている。


「榊の仕事だよ」


「えぇ~美々のお兄さん」


(知らなかった……)


 確かに榊はフィギュア作家として、マニアの間では有名人。

 手先は器用だろうが……


「妹、友達なんだって」


「うん、美々」


 そこで「失礼します」と声が掛けられ襖が開く。

 千香良は途端に畏まり、居住いを正した。


 仲居さんが、おしぼりとドリンクのメニューを持ってきたのだ。


「千香ちゃんは日本酒か?」


「冷たいので、お願いします」


「じゃあ……九平次を冷やで」


「お料理は「華」と伺っていますので……」


 そして、手なりで、襖が閉まる。


「美々ちゃんも、修業を始めたみたいだから、榊も少しは楽になるかな……」


 聞いていない……

 

読んで下さってありがとうございます。

コロナ感染しまして……

短くてごめんなさい。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ