5人の皇太子の告白(2
どんどん話が見えなくなってきた。
2番目が言う。
「急にこんな話しても分かんないよね」
ええ、わかりません・・。
4番目がイラっとしたように言う。
「だからさ、お前はさ、俺たちの嫁になるんだよ」
俺たちの?嫁? ヨメーーー?????!!!!
1番目に助けを求めてしまう私も私なんだが、一番長く(数分だけ)いたので
つい見てしまう、ばか!
「ええと、第一妃も第二妃も俺らで共有するんだ。と言っても第一妃はお飾り、、と言うとメアリーが怒るな。メアリーはものすごくできた参謀なんだ。」
ふと思う、メアリーさまは嫉妬しないのかしら・・。
「あ、メアリーはね、偶然、同性愛者なんだ。いつもびたーっとくっついているメイドがいるけど、それが愛人なんだ。だから気にしないで」
いやいやいや、気にしないでって気になるわ!
「メアリー呼んでさ、話せばいいじゃん。二人しかいない妃同士、仲良くしてあげてよ」4番目、お前は黙れ。
「メアリーはそうだな、早々に合わせよう。とりあえず、月曜日は俺、火曜日は・・
「あ、俺」2番目。水曜は俺な。3番目が言う。「で、木曜日は俺で、金曜日はこいつ。土日は5人ね。」
「メアリーとメイドもたまには呼んだら盛り上がるんじゃね?」4番目!黙れ。
「あの、日替わりでってことはわかりましたが・・・何をすれば・・」
ブッ、4番目が噴き出す。
「お嬢さんだもんな、わかんねーよな」
いやいや、わかるけど、話が見えないんだっつの。
「月曜日から順番に君の部屋に行くから。その順番だよ。」
あっ、あっ、そういう・・・。
え、ちょっと待って、土日、5人でって言わなかった?
「せっかく5人なんだし、土日は楽しもうぜ」
はー?
はー?
ええええーーーー、壊れるんじゃ・・・私・・・
「大丈夫、魔力測定でぶっちぎり元気だったから。でもね、毎日日替わりで行くのも意味があるんだ。俺ら5人のどの子かわかったらまたそこでいさかいが生まれる可能性があるんだ。だから、全部平等なんだよ」
まぁ確かに理由としてはわかるけど、土日は・・。
「まぁ男はそういうもんだよ」「諦めな」
「もしかして、歴代の第二妃が全然表に出てこないのって・・」
「そう、王の寵愛を連日受けてるからね、昼間は寝ているか宮廷内でゆっくりしてるんじゃない」
誰だ、羽目を外して自由そうだって言ってたのは!
「もちろん、元気だったら自由に出かけていいからね。お目付け役は付くけど」
私の顔ってわかりやすいですかね、さっきから聞きたいことの答えがポンポン返ってくるような。
「なんかね、わかるんだよね。魔力の親和性が高いのかな。便利だよね。」
いやいや、嘘つけないってことですよね。とほほ。
「今日は疲れたでしょう、部屋が用意されているから休んで明日、王家の馬車で然るべき書類と共に一緒に帰って。1週間後に迎えに行くから。それと知っているかもだけど第二妃は盛大なセレモニーとかないんだ。第一妃が太陽だとしたら第二妃は月なんだ。色々大変かもしれないけど、俺たちが守るから。大事にする。」口々に大事にするって言われた。
私は。日本人だったせいかもしれないけど。愛する人と向き合って二人で生きていくものだと思ってた。でも、目の前で同じ顔だけど。5人に口々に、大事にすると言われて。
「はい、私も5人の皇太子様を真剣に大事に愛すると決めました」
心の底からそう思ったんだ。




