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49. 謎の飛行物体

更新が遅れてしまい申し訳ありません。


一刻も早く、コロナウイルスが無くなることを願っています。


 D.L.A 8カ条。


 1. 裏での呼び名は大悟様。

 2. 大悟様に迷惑をかけない。

 3. 大悟様の情報は共有する。

 4. 大悟様の役に立つ。

 5. 大悟様に認められるよう努力する。

 6. 抜け駆けはしない。

 7. 悩みは溜め込まず、誰かに相談する。

 8. D.L.Aメンバー間での暴力禁止。

 

            代表 中田 恵美


 大悟の知らない所で、D.L.Aは進化していく。




 その後、大悟は部屋割りを勇巳に任せ、自分の部屋(301号室)で寛いでいた。


「ご主人様、紅茶です」

 エリが紅茶を入れて持ってきた。


「ありがとう、エリ」

 大悟は紅茶を受け取ると、一口啜ってからテーブルに置いた。


 はぁー、疲れた。やっとゆっくりできるわ。


 大悟はソファーに寝っ転がると、空間収納から攻略本を取り出し、読み始めた。

 そして、1時間程したところで誰かがドアをノックした。

 トントン。

 

「大悟さん、勇巳だけど。ちょっといいかな?」


「ん、どうぞ」

 大悟は状態を起こし、勇巳は扉を開けて中に入ってきた。


「とりあえずソファーにでも座ってくれ」

 大悟は勇巳をソファーへと誘導する。

 大悟と勇巳は対面する形でソファーに座った。


「大悟さん。こんな素敵な場所を提供してくれてありがとう。みんな喜んでるよ」

 勇巳は座ったまま会釈をした。


「気にするな、俺が勝手にやった事だから。それで、なんの用?」


「あぁ、訓練場の許可を貰いに来たんだ。優希と動物達が早く異世界の力を使えるようになりたいって言っててね。まぁー、僕もだけど」


 真面目だねぇー。今日ぐらいゆっくりすればいいのに。

 さて、どうするかな? エリとユリは昼食の準備をしているし、俺は攻略本を読むので忙しいし。うぅーん……俺、しかいないか? しょうがない


 そう思って、大悟はソファーから立ち上がろうとした。

 だが、その瞬間大悟の前にディオが現れる。

「大悟様」

 ディオは、大悟に向かって会釈をした。


 あ、こいつがいた。でも、7柱は全員多忙なんだよなぁー。なんたって、あの広大な魔界を7人でまとめてるんだもんな


 大悟のいた異世界には、魔界という別世界が当たり前のように存在していた。その広さは地球約1万個分にも及び、魔物や悪魔だけがその世界で暮らしていた。勿論、人間も高度な手段を用いれば魔界に行くことは出来る。が、魔界に入った途端生気を奪われ死に絶えてしまう。


「大悟様。現在この建物の近くには、人や感染者の姿は見当たりません。今日はもう安心かと」


 そういえば、この建物の周りを監視させてたんだったな


「ディオが、言うなら大丈夫だろう。ありがとうディオ、お疲れ様」

 大悟はディオの肩に手を置いた。


「いえ、我等は大悟様にお仕えする事こそが最高の」


「そんなことよりディオ」

 大悟は、ディオの言葉を遮った。

「まだ時間ある?」


「あ、はい。勿論でございます。大悟様の(めい)となれば我等7柱にとっては、最優先事項となります。明日の早朝に行われる軍事会議は即刻中止させて頂きます」


「いやいや、中止にしなくていいよ。自分達の領土優先でいいから。それに、少しの間彼等を鍛えて欲しいだけだから、朝までは掛からないよ。今日中には魔界に帰すからさ」


「彼等を、ですか?」

 ディオは、勇巳の体をジッと見つめる。

「ふむ、なるほど。彼から直接魔力を感じることはできませんが、聖の質が備わってるみたいですね。分かりました、私にお任せください。短い時間でございますが、最高の状態に仕上げて見せましょう」

 ディオは、右手を左胸に当ててお辞儀をした。


「うん、任した。それじゃあ勇巳、ディオを訓練場まで案内してやって」


 ディオであれば、いちいち説明しなくても訓練場を上手く使ってくれるだろ


「分かったよ、大悟さん。それじゃあ行きましょうかディオさん」


「宜しくお願いします。勇巳さん」

 そう言って勇巳とディオは、大悟の部屋から出て行った。


 大悟は、2人が部屋から出て行ったのを見届けると、再びソファーに寝っ転がり、攻略本を読み始めた。

 それから、30分程してエリとユリが昼食を持ってきた。


「お待たせ致しました」

 エリとユリは、昼食をテーブルに並べる。


「ん、ありがとう」


「ところで、先程誰かがいらっしゃったみたいですが?」


「あぁー、勇巳、勇巳。訓練場を使用したいって言ってきてね。でも、みんな手が塞がってたからさ(大悟は塞がってない)、とりあえずディオに行って貰ったんだ」


「え?」

 エリとユリの手が止まる。


「どうした?」


「いえ、ちょっと、昔の記憶が……」

 よく見ると2人の顔は、少し青ざめていた。


 あぁー、そういえばディオは2人の師匠で、よく瀕死状態にされてたな。トラウマにでもなってんのかな?


「ディオは苦手?」


「苦手ではございませんよ。普段は、とっても優しいお方ですし、ただ、訓練とあると……。勇巳様達、大丈夫でしょうか?」


「大丈夫でしょ。ディオは見極めが上手いんだよ。だから、ギリギリをついてくる。やってる側は地獄だろうけどね」

 そう言って大悟は、テーブルに置いてあるスパゲッティーを食べ始めた。


「だと良いんですけど」

 エリは心配そうな顔で遠くを見つめた。


 その日、訓練場には断末魔の悲鳴が響き渡った。




 次の日、大悟は扉を叩く音で起こされる。

 外はまだ暗く、日が上がる前だった。


 ドンドン、ドンドン。

「大悟さん」

 声の主は勇巳。


 大悟は急いで扉を開ける。

「どうした? 何かあったのか?」


「ヤバイ奴等が来たんだ。とにかく城壁まで来てくれ」

 勇巳は、大悟の手を掴んで走り出した。

 そして、大悟を城壁の3階まで連れてくると、空を指差した。

「あれを見て」


 大悟は、勇巳が指差した方を見る。

 すると、そこには鉄の塊が辺りを照らしながら、浮かんでいた。

「あれは……ヘリか?」








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